園児に「死んでしまいなさい」　真岡の子ども園、教諭２人解雇へ

　栃木県真岡市の認定こども園「真岡ひかり幼稚園」で、女性の保育教諭二人が園児に「死んでしまいなさい」などの暴言を繰り返していたことが三十一日、園への取材で分かった。園は不適切な指導だったとして二人を解雇する方針。県と市も事実関係の調査を始めた。

　園によると、二人は三十代で三年前から勤務。今年四月、同じ二歳児クラスの主担任と副担任になった。主担任は六月ごろから園児に「死んでしまいなさい」などと言うようになり、副担任も「うるさい」「邪魔」などと発言した。暴言は特定の園児に集中したものではなかったという。

　市に七月二十四日、情報提供があり、園が二人に確認したところ「一生懸命指導する中で、言葉が強くなってしまった」と釈明したという。

　宇南山照元（うなやましょうげん）園長は「研修などにより再発防止に努めたい」と話した。