れいわ奇跡の躍進 山本太郎「政権を狙いに行く」の現実味
次の衆院選では最注目の党首に
れいわは「政党要件」を確保したことで政党交付金を受け取れるだけでなく、今後はメディアもガン無視できない。山本代表は議席を失っても、維新の松井一郎代表のように非議員の党首としてテレビの討論会にも参加可能だ。メディアを賑わす文化人やアーティストも、れいわを支援しており、「1年以内」とされる次の総選挙までに、山本氏は最もメディアの注目を集める「選挙の顔」となっていても、おかしくはない。
募った寄付金も投開票日までに4億円を突破。これだけ短期間かつ実質1人で、巨額のカネを集められる政治家は与野党を見渡しても、山本氏以外に存在しない。票もカネも集まるとなれば他の政治家も色めき立つ。
既に宮城選挙区で当選した立憲の石垣のりこ氏は、17日の山本氏との共同演説会で党の方針に背き、「消費税はいらない」「2枚目(比例票)は山本太郎」と言ってのけた。山本氏自身も21日夜のフジテレビ系の選挙特番で、自信たっぷりにこう話した。