性交条件に金貸し 村役場職員「ひととき融資」のきっかけ
「貸したお金が返ってきてエッチもできる。素晴らしい融資だと思った」
出資法違反(超高金利)の疑いで5日、大阪府警八尾署に再逮捕された同府千早赤阪村人事財政課付主査の藤田祐容疑者(36=堺市)はこう供述しているという。
藤田容疑者は2016年8月~19年2月、性行為を条件に金を貸し付ける「ひととき融資」と呼ばれる手口を使って、女性2人に法定金利(1日0.3%)の最大約7倍の金利で計26万円を貸し付け、利息計80万円を受け取っていた。
インターネットで他人同士が金銭の貸し借りをする「個人間融資」の掲示板で、「お金を貸してください」と投稿している女性を見つけると、メールで希望金額を聞き出し、面接場所を伝えていた。信用情報が悪化して一般の金融機関から借金できなくなった女性に「セックスさせてくれるなら」と条件を出し、金を貸す約束をする。一緒にラブホテルなどに行き、その場で契約が成立すると、部屋で金を渡し、そのままセックスをしていた。藤田容疑者の自宅からは20~40代の女性16人と交わした借用書が見つかり、全員と肉体関係を持っていた。