Heroes of Newearthというゲームをご存知でしょうか。これは今となっては宇宙で一番人気ゲームであるリーグ・オブ・レジェンドと一時期その王座を掛けて争っていた伝説のゲームです。
この2つのゲームは同じゲームジャンルであり、同時期にサービスが開始されたのにもかかわらず…方や宇宙ナンバーワンゲームとなり、方やお笑い番組の前説芸人よりも無名な存在となり下がってしまいました。
いったい何が雌雄を決したのでしょうか?ゲーム性やグラフィックの差もありますが、やはり1番言われているのはLoLは基本無料ゲームとして始まり、HoNは有料ゲームとして始まったという点です。
基本無料ゲームというのはプレイ人口を増やすため必要スペックも低めであり、何よりプレイするのにお金がいらない事から比較的プレイヤーベースを増やしやすい事もあり、5 vs 5で合計10人分も腕前が近い人を集める必要があるようなゲームでは基本無料ゲームの方が相性が良かったのかもしれません。
この2つのゲームがその後どうなったのかはLoLは知っていてもHoNは知らない人の数を見れば一目瞭然ですね。
さて、そんなゲーム史の踏んではならない轍を思い出さずにはいられないゲームが今2つ存在しています。それは…PUBGとフォートナイトです。
そう…この2つは全く同じジャンルのゲームでありながら、PUBGはリアル寄りで有料ゲーム、フォートナイトはコミカルで基本無料ゲームとなっています。つまり、この2つのゲームはあの伝説のゲームたちとほとんど同じような境遇にあるのです。
今回はそんな近代ゲーム史がどうしても頭をよぎる、フォートナイトの紹介です。所でPvEモードどうなったんでしょうね。
Contents [hide]
フォートナイトの必要スペック
フォートナイトPC版の必要スペックは公式Wikiによると以下の通りとなっています。
| パーツ | 必要最小スペック | 推奨スペック |
|---|---|---|
| CPU | Core i3 2.4Ghz | Core i5 2.8Ghz |
| RAM | 4GB | 8GB |
| グラフィック | Intel HD 4000 | Nvidia GT 660 or AMD Radeon HD 7870 相当 DX11 |
| VRAM | 2GB | |
| OS | Windows 7/8/10 64-bit or Mac OSX Sierra | Windows 7/8/10 64-bit |
| 空き容量 | 15GB | 20GB |
最小スペックも推奨スペックもかなり低めですね。PUBGなんかは新興スタジオによるゲームでしたので、最適化がうまく行っていないなどの理由によりGTX1080TiよりもGTX1080の方がFPSが出せた事を考えるとなおさらです。
フォートナイトは必要最小スペックがかなり低めに抑えられています。なかなか画質の高いゲームを作りながらも、必要最小スペックを可能な限り低めに抑えるというのはかなりの技術力が必要なのですが…
それもそのはず、フォートナイトを作っているのはあの超一流企業であるエピックです。アンリアルトーナメントやギアーズ・オブ・ウォーといった超有名ゲームや、アンリアルエンジンという超有能ゲームエンジンを作っている会社ですね。
アンリアルトーナメントはかのキーボードクラッシャーが遊んでいたゲーム
PUBG社とエピックは経験や実績で例えるならハドソンと任天堂、5円チョコとコシヒカリくらいの差があるといって良いでしょう。そんな技術力が高い会社がちゃんと作った結果、おおむねどんなPCでも動くようなゲームが出来上がったわけですね。
もっと細かく見ていきましょう。
最小スペック
まず必要最小スペックですが、これはも~~~~びっくりするくらい低いです。どれくらい低いかというと、おそらく5年以上前のノートパソコンでも動かせそうなくらいです。スマホで同じゲームを遊べると言うことを考えればその必要スペックの低さは容易に想像出来るでしょう。
つまり、この5年以内にノートパソコンを含めパソコンを買ったか、ゲーミングPCならたぶん7~8年前のものですら余裕で動かせると思います。もちろん快適には遊べないし、画質も信じられない低くしないとならないでしょうが、プレイ不可能というレベルまではならないはずです。
まず必要CPUのCore i3 2.4Ghzですが、だいたい2010年くらいに発売されたCPUの性能です。8年前ですね。Wii用ゲーム・スーパーマリオギャラクシー2が発売され、まだツイッターはオタクが独り言を呟くサイトであり、スティーブ・ジョブスが生きてiPhone4の発表をしていた頃です。もはや古代といっても良いでしょう。
古代のスマホ iPhone4 2010年6月発売
いま小学2年生の子供が生まれた年、今年成人する人が中1だった頃に製造された古代のCPUが搭載されたパソコンならフォートナイトの必要最低スペックを満たせるわけですね。
そしてグラフィックの方ですが、これはIntel HD 4000とされています。Intel HDナントカという単語はどこかで見たことあるかもしれませんが、これは基本的にはノートパソコンに搭載されている、PCに必要最低限の描写性能を与えるためにやむなく付けられているCPU内グラボみたいなものです。
必要最低限の描写性能を与えるためくらいの性能しか無いため、これでゲームをするのは基本的にはかなり厳しいのですが、グラフィックにこだわらないゲームであるマインクラフトや、昔のゲームくらいならプレイできます。
そんなしょぼい間に合わせのIntel HD 4000はおおむね2012年後半~2013年にかけてのノートパソコンに主に搭載されていました。なので、2012年後半~2013年に買ったノートパソコンはまあまあの確率でフォートナイトの必要最小スペックを満たしている事になりますね。
とはいえ、フォートナイトはレンダリング解像度を変更できるようにする事により限界を超えて低スペックでも遊べるようにしています。ショボいパソコンの場合、だいたいこういう感じの見た目でプレイすることになります。
これでビクロイが取れるかと言うと、100メートルも離れると敵が潰れて見えなくなったり、照準も潰れてしまって見えなくなったりするのでかなり難易度高めです。本気で勝ちにいきたいなら推奨スペックを満たしたゲーミングPCを求めた方がいいかもしれません。
フォートナイトで勝ちに行くなら最低でもフルHD&最高設定&60FPSは出るPCはほしいところですね。
推奨スペック
推奨スペックですが、こちらもかなり低めに抑えられています。どれくらい低いかというと…家電量販店で1番安いゲーミングPCを買っても最高設定で遊べるくらいです。
ただ、60FPSを出そうと思うとまた少し事情が変わってくるようです。60FPSというのは何かわからない人に軽く説明すると、FPSというのは秒間フレーム数を指しており、1秒間に何回画面が更新されるかの値となっています。
更新回数(FPS)が多ければ多いほど動画がなめらかになるのですが、どれくらい違うのかというとこれくらい違います。
そして、一般的にはPCゲームなら60FPS出せると良いとされています。また、上の動画を見ても想像出来る通り、対戦ゲームではFPSの高さが勝敗を分けることすらあります。60FPSの人と15FPSの人が対戦すれば60FPSの人の方がなめらかなぶん早く敵が壁の裏から出てくるのを検知できますからね。
さて、Techspotのベンチマーク結果によると、フォートナイトで最高設定×フルHD×60FPSを出すには最低でもGTX 1050 Tiが必要なようです。
GTX 1050 Tiというのは現行グラフィックカードの中でも一つを除けば最弱の激安グラフィックカードであり、特に低価格帯のゲーミングPCによく搭載されています。つまり、フォートナイトを快適に最高設定で遊びたければ、10万円前後の低価格帯のゲーミングPCで十分という事になりますね。
基本無料ゲームはとにかくプレイヤーを増やすことが目的なので、どんな低スペックでも遊べるようにデザインして開発することがよくあります。そういう点では低価格帯のゲーミングPCでも最高設定で遊べるようにできているのはかなり素晴らしいですね。
そういうわけで、本当の本当にフォートナイトだけをプレイしたいのであればおすすめPCはこれです。
| CPU | Intel Core i3-8100 |
| グラボ | Geforce GTX1060 3GB |
| メモリ | 8GB DDR4 SDRAM |
| ストレージ | HDD 1TB |
| 価格 | 91,980円〜 |
このマグネイトIJに搭載されているGTX1060はEPICの類まれ無い最適化の努力のおかげか、Techspotの記事によると前々世代の最上位モデルであるGTX980と同じレベルのFPSを出すことが可能となっています。
何より価格が9万円代前半というのが素晴らしいですね。GTX1060の搭載されているゲーミングPCであればフォートナイトに限らずおおむねどんなゲームもプレイ可能になるので、フォートナイトはやりたいがPCにあんまりお金をかけたくないという人におすすめです。
唯一の欠点としては他のゲーミングPCと比べてCPUの性能が位置段階落とされているという点ですが…ゲームをプレイするのが第一の目的なのであれば、CPUはグラフィックカードのボトルネックにならない程度ほどの性能しか必要ではないため、i3-8100で十分でしょう。
画質設定で比較するフォートナイト
さて、フォートナイトは画質設定でどれほどの違いが出てくるのでしょうか。見ていってみましょう。画像はFortnite PC Graphics Settings Comparison | Different settings Comparisonより。
画像で見るとあんまり違いがわからないかもしれませんが、実際に見ると結構違います。EPICの方はLOWと比べるとやはりはっきりしています。というかLOWがかなりのっぺりしてる感じです。
EPICとLOWで比べると特に顕著なのは影ととポストプロセスですね。高画質の方では木の影はもちろんの事、樹の幹にすら影が描写されています。ただ、描写範囲についてはどの設定でもあまり変わりはないようです。
まあ、200m先にあるミジンコの卵くらいの大きさの敵をアサルトライフルで狙撃する必要があるゲームでスペックによって見える範囲が違ったらコトですからね。
他に顕著なのはエフェクトによる水の描写の変更でしょうか。
エフェクトがEPICの状態では河口湖のように逆さ富士を写せそうな、美しい景色の反射が湖の中に見えますが、LOWでは雨の日の道頓堀くらいに見えます。一度足を踏み入れたら最後、ヘドロに足を取られて42年は浮かんでこれなさそうな濁りっぷりです。
ただ、全体的に言えるのはおおむねどのような設定でもゲームの核部分に影響は無いという点でしょうか。例えば描写範囲を最低にしても遠くにある木や建物が見えなくなるという事はありません。
しいて言うならEPIC設定だと武器がレア度によってめちゃくちゃ輝くので遠くからでもどんな武器が落ちているのか視認しやすいというのはありますが…それくらいですね。
フォートナイトはフォトリアリスティックなアートスタイルではないため、おおむねどのような設定でも最低限の美しさがあるというのもいいですね。こう考えるとPUBGももっとカートゥーン調のグラフィックで行くべきでしたね。PUBGはもともとがガチリアル系FPS軍シミュレーターのArma2なのでその発想転換は難しかったかもしれませんが…
超低スペックで遊ぶ場合
フォートナイトを家に昔からある古代のパソコンで遊ぶ場合、超低スペック用の設定にする必要があります。具体的に言うと、レンダリング解像度を大きく下げる必要があるのですが、このレンダリング解像度を限界まで下げた場合のスクリーンショットは以下のようになります。
3Dゲームで解像度を低くすると発生するジャギがめちゃくちゃに発生しています。近くにあるものはおおむねまともに見えますが、遠くになるにつれて潰れて見るのが難しくなっています。
この状態で狙撃をしようとしたときのスクリーンショットがこちら…
まずは空を飛んでいる人を狙撃しようとしたときのスクリーンショットです。画面中央の人は偶然プレイグラウンドモードで味方になった方なのですが、彼はこのときグライダーで空を飛んでいます。
しかし!グラフィックが低すぎて完全にキャラクターが潰れてしまっています。距離的には数百メートルも離れていないのでこれですからね…フォートナイトはショットガンが強いゲームとはいえ狙撃できないのはかなりのディスアドバンテージです。
ガソリンスタンドのあたりにいる人を狙撃しようとしているスクリーンショットです。やはりかなり潰れてしまっています。彼が立てた建造物もいくつかあるのですが、それもかなり見づらいですね。
このように、フォートナイトは超低スペックでも遊べますが、まともに遊ぼうと思ったら一定以上のパソコンは必要になってきます。最低でもフルHD&60FPSは出せるパソコンが欲しいので、GTX1050Tiくらいは搭載されたゲーミングPCが欲しいところでしょう。
フォートナイト用おすすめゲーミングPC
フルHD&最高設定で60FPS出せるPC
フォートナイト以外にもやるゲームが有るので、フォートナイトを最高設定はマストとしてとりあえず他のゲームもできそうなゲーミングPCが欲しいなら、こちらがおすすめです。
| CPU | Intel Core i3-8100 |
| グラボ | Geforce GTX1060 3GB |
| メモリ | 8GB DDR4 SDRAM |
| ストレージ | HDD 1TB |
| 価格 | 91,980円〜 |
つい先程も紹介したマグネイトIJです。最新世代のCPUであるi3-8100とフォートナイトを最低限快適に遊べるGTX1050 Tiよりもさらにさらに高性能なGTX1060が搭載されています。
まずi3-8100ですが、これはCPUメーカー大手インテルの第8世代のCPU、つまり最新のCPUが搭載されています。さらに、発売されたのも去年の暮れであるため、可能な限り最新パーツを寄せ集めて作りたいゲーミングPCにとっては理想のCPUと言えるでしょう。
PCパーツは1世代をまたぐと性能あたりの価格が著しく向上するため、可能な限り最新のパーツを寄せ集めて作るのが良いのです。需要と供給によりPCパーツ価格は激しく変化するため、発売半年以内の新しいパーツでそれをするのは簡単ではありませんが…
さて、一方GTX1060は販売開始されたのが2年前ではあるものの最新GPUであり、その性能は折り紙付きで、BF1も最高設定で遊べるほどです。フォートナイトを快適に遊ぶのに最低限必要とされているGTX1050Tiとは型番はあまり違っていないように見えるものの、その性能差は圧倒的で…なんと35%近くもGTX1060の方が高性能となっています。
35%というと何となく大したことないようにも思えますが…ゲーミングPC業界で35%の差というと太陽と石くらいの差があります。フォートナイト推奨のGTX1050Tiはぜんぜん悪いグラフィックカードではないのですが、やはり価格が安いせいもあり強力なグラフィックカードとは言えませんからね…。
具体的に数字でいうと、GTX1060で60FPS出せるときは単純計算で44FPSしか出ないという事になります。FPSが10や20違うとどれほど見た目が変わってくるかは先程貼ったGIF動画で見た通り…全然違いますよね。
逆にGTX1050 Tiのものを選ぶとその分安くなるのでは?と思うかもしれませんが、新しいグラフィックカードが販売されたせいか3〜4000円ほどしか違いがないので、GTX1050tiの方のパソコンは省いておきました。
さらなる画質の高みを求めて
144FPSでフォートナイト
先程ゲームをするなら60FPSがいいと紹介し、FPSが2倍になるとどれくらいなめらかになるかという画像を貼りました。
もう一度FPSによるなめらかさ比較の動画を貼っておきます。
FPSが30から60になるだけでこれほどなめらかさに違いが出るのなら、それ以上にしたらどうなってしまうのか、気になりますよね?実はPCゲーム業界では60FPSより上に120~240FPSという世界が存在します。
フォートナイトの画質設定画面には「最大フレームレート」という項目がありますが…
これが240FPSまで対応していることからもわかりますね。
それじゃあ今すぐフォートナイトの画質設定画面から最大フレームレートを240にすれば超なめらかに遊べるのかと言うと…そんな事はありません。なぜなら普通のモニターは60FPSまでしか対応していないからです。
フォートナイトを60FPS以上で遊ぶには必要なものが2つあります。
- 60FPS以上を表示できるモニター
- ゲームを60FPS以上でレンダリングできる強力グラフィックカード
まず1の「60FPS以上を表示できるモニター」ですが、先程も言った通り、普通のモニターでは60FPS以上を表示できません。例えば60FPS以上出せるモニターの中では1番メジャーなフレームレートである144FPSで遊びたければ144Hz対応の高級モニターを買う必要があります。
144hzモニターの記事でも書きましたが、私は144FPSで遊べるIIYAMAのProLiteシリーズより型番G2773HS-GB2のモニターを使っています。
60FPS以上のモニターは滑らかなので、特にフォートナイトのような動きの早いゲームをする際に非常に捗るのですが、モニターの性能が高いぶん大きさあたりの価格が倍近くになっているという問題があります。
次に2の「ゲームを60FPS以上でレンダリングできる強力グラフィックカード」ですね。先程も説明した通り、ゲームというものはアニメのように、毎秒少しづつ違う絵を表示させる事によって動きを表示させています。これを何回更新するかの単位が秒間フレーム数ことFPSとなっています。
この更新回数が多ければ多いほど滑らかになるというのはここまで散々と言ってきましたが、更新回数が多ければ多いほどPCにかかる負荷も上昇しています。単純に言って、30FPSを表示するのと60FPSを表示するのでは必要なマシンパワーが2倍違ってくるのです。
それでは例えば144FPSなら…?そう、30FPSを出すときの4.8倍、60FPSを出す時の2.4倍のマシンパワーが必要になってくるのです。だから「ゲームを60FPS以上でレンダリング出来る強力グラフィックカードが必要」というわけなんですね。
144FPSの液晶を買う場合、それに合わせてフォートナイトで144FPS以上を出せるグラフィックカードも買う必要が出てきます。最高設定でフォートナイトを144FPS以上出せるグラフィックカードは…
なんと中~上級の高級グラフィックカードばかりです。
モニターだけ144Hz対応でも、例えばレーシングカーのゲームで時速144キロで走れるタイヤを搭載しても、時速60キロまでしか出せないエンジンしか積んでいなかったら結局60キロでしか走れないように、144Hzでゲームを遊ぼうと思ったらモニターと強力PCのふたつが必要です。
そういうわけで、60FPS以上、特に144Hzでフォートナイトを遊びたい場合、GTX1070 Ti以上が搭載されているパソコンと、144Hz対応モニターを手に入れましょう。
4K画質でフォートナイト
PCゲームやテクノロジーに興味があるなら1度は聞いたことがあるかもしれません。4Kというのは解像度のことを示しているのですが、4K解像度はフルHDの2倍キレイになっています。
これだけ聞いてもよくわからない人には1つも伝わらないと思うので、具体例を見ながら学んでいきましょう。
そもそも解像度というのはざっくり言うと画面の大きさ、もしくは細かさの事を指しています。解像度が高いと細かい所がはっきり見えるようになると考えておけばおおむね間違いありません。
現在主流なのはフルHDという解像度であり、フルHDでは横1920×縦1080の点が並んで画面を描写しています。一方4K解像度の場合は縦横が2倍となり横4096×縦2160の点が並んで画面を描写することになります。
例えば風船に絵を描いたとします。風船に描いた絵を、四角い枠の大きさに合わせて縦横に伸ばすと描かれた絵もそれに合わせて左右に伸び、描いた絵が荒くなるというのはイメージできるでしょうか。
もし風船が大きければ、同じ大きさの枠の大きさまで引き伸ばしても絵の荒れ方は抑えられるというのもイメージできるでしょうか。
それを画像化してみたのがこちらとなります。左が4K解像度の風船、右がフルHDの風船とします。
それを引き伸ばして大きさの枠にはめると…
こうなります。左側の4K解像度の風船に描いた絵は荒くなりませんが、フルHDの大きさの小さな風船に描いた絵は引き伸ばされて荒くなっているのがわかりますね。
一見今すぐにでも移行すべきかと思われる4K解像度の問題はその重さにあります。4Kでゲームをするには単純に2倍以上の描写能力が必要になってくるので、PCへの負荷もそれくらいかかってきます。
つまり、現状ではかなりの超高性能PCでなければ4K解像度でゲームはプレイできないのです。また、4K解像度でゲームを遊ぶには4K解像度に対応したモニターも必要になってくるので…4Kゲーミングは今の所金食い虫としか表現しようがないですね。
しかし、フォートナイトはもともと軽いゲームなので、もしフォートナイトだけがプレイしたくてゲーミングPCを買うのであれば4Kに挑戦することも可能でしょう。
先に紹介したTechspotのベンチマーク結果によると、フォートナイトで4K解像度で遊ぶには…GTX1080Tiこと今売られている中でも最高級のグラフィックカードが必要になってくるようです。
これが搭載されたPCはおおむね30万ほどします。うーん…フォートナイトほど軽いゲームでも4Kゲーミングは安く済ませられないか…
でも場合によっては花粉ほど細かい大きさの敵をぷちぷち撃つ必要があるというゲーム性上、4K解像度に手を出してみるというのもあり…かもしれません。
144FPS以上か4Kで楽しみたいなら
フォートナイトもやりたいけど、PUBGもやりたいし、ファークライ5とかアサクリオリジンとかBF5もやりたい、もしくは144Hzや4K画質で遊びたいという人にはもうちょっと高性能なパソコンが必要かもしれません。そんなあなたにはこちら。
| CPU | Intel Core i7-8700K |
| グラボ | Geforce GTX1070Ti |
| メモリ | 16GB DDR4 SDRAM |
| ストレージ | HDD:1TB SSD:240GB |
| 価格 | 199,980円〜 |
ガレリアZVには最新世代のCPUであるi7-8700Kと、GTXの新世代がなかなか出ないことに業を煮やしたユーザーたちの暴動を抑え込むために開発されたGTX1070 Tiが搭載されています。
CPUの方は先程も言ったように、CPUパーツは世代をまたぐと価格あたりの性能は段違いになるのですが、このCPUは2017年の暮に発売されたばかりなので自信を持ってコスパ最強の類のCPUと言えます。
また、GTX1070 Tiはフォートナイトを遊ぶ際、最高設定で平均150FPS以上を出せるため、144Hzモニターで超なめらかに遊びたい人にも向いています。やはり動きの早いゲームでは144Hz以上のモニターはかなり有利になるので抑えておきたいですね。
もしさっきの4K解像度の話を読んで、どうしても4Kでゲームがしたくなった石油と黄金の国からやってきたあなたにはこれがおすすめです。
| CPU | Intel Core i7-8086k |
| グラボ | Geforce GTX1080 Ti |
| メモリ | 16GB DDR4 SDRAM |
| ストレージ | HDD:3TB SSD:500GB |
| 価格 | 249,980円〜 |
グラフィックカードが最上位のGTX1080Tiとなっています。これに加えて4K解像度を写せるモニターを買えば4K解像度でゲームが出来ます。
これだけ高性能なPCならVRも余裕でしょう。というかGTX1080Tiがあればゲーミング関連で考えつくことはおおむね何でもできます。来るBFVのようなゲームも最高画質で遊べるはずですし、BFVを4Kで遊ぶことすら可能になってくるでしょう。
また、PCを買い換えなくても今後5年かそれ以上はずっと最新ゲームを最高画質で遊び続けられ、パーツが消耗しなければ10年以上買い替えを感じることはないかもしれません。このPCはそれほど強力なのですが…やはり値段が…
これだけのお金を出せるのならば問題ありませんけどね。お金持ちはバンバンお金を使って経済を回していきましょう。
フォートナイト用ゲーミングノート
ゲーミングノートの話をする前に、私の過去について語らせて下さい。中二病の人が着るコートよりも黒く、アンダーテールGルートよりも暗い過去を…
十数年前、当時から私はPCオタクであり、父の影響から自分でPCのパーツを集めてPCを作ってみたりする学生でありました。そんな人間でありましたので、当時はやっていたカウンターストライクのようなQuakeのようなゲームをプレイしたい友達からPCの相談をされることも多々ありました。私は快く彼らの相談に乗ってあげ、満足の行くようなゲーミングPCを選んであげていました。
ある日Yくんという友達が俺も自分のパソコンがほしいと相談してきたので、私はゲーミングPCをみつくろってあげました。しかし彼はなぜかノートパソコンに並々ならぬ憧れがあるようで、私に相談しながらもなぜか私にノートパソコンの魅力について語り続けます。
しかし私はそれに対してノートパソコンはいかにクソか、具体的に言うと価格あたりのスペックの低さ…すなわちコスパの悪さについて、壊れたときのつぶしの利かなさについて、持ち運べるとはいえやすやすと持ち運べるという重さではない事、充電は思っているほど持たない事、ゲームをするにはスペックが足りなさすぎるという点、ノートパソコンは携帯性に重きをおいているためそれ以外は二の次である事、モニターを増やそうと思ってもあとからは増やせない事、ゲームをするのが主目的なのにノートパソコンを買う人のIQはそうでない人と比べて平均30低いという事、ゲーミングノートを買う人の生涯年収はそうでない人と比べて2億低いという事、デスクトップPCを買うと幸運が上がり宝くじに当たりやすくなる等といった事を虚実を織り交ぜながら熱く語りました。
Yくんは私の熱いトークに納得し、そこまで言うならパソコンを買う時はノートパソコンはやめておくと言ったため、私はほっと胸をなでおろし、こうしてまた一人情弱が生まれるのを防ぎ、社会におおいに貢献したという実感をひしひしと感じ、暫くの間は初体験を終えた直後のSIMSのキャラクターのように小躍りをしながら暮らしていました。…新品のノートパソコンを抱えたYくんの姿を見るまでは。
山本真義〜〜〜〜!!!!!てめ〜〜〜〜っ!!お前…次俺に助け求めてきてもノルマントン号事件みたいに助けてやらねーからな〜〜〜っ!
ノルマントン号事件の風刺画のきもち
という深淵より黒く宇宙より暗い話でした。ある程度フィクションは入っていますが、大筋実話です。もちろん彼は後であまりにも貧相なノートパソコンのスペックに後悔していました。
そういうわけで、ゲームをするのが主目的ならノートパソコンを買うべきではありません。
なぜならノートパソコンは高い割にスペックが異様に低く、持ち運べるのが利点の癖に日常的に持ち運ぶのは不可能なほど重たいからです。
それでもノートパソコンが欲しい人はこういう高いノートパソコンかってあとで後悔すればいいと思います。
どうせノートパソコンがほしいならSurface Goみたいなノートパソコンを買いましょう。Surface Goは死ぬほどおま値で日本ではアメリカと比べるとめちゃクソ割高で売られていますが、軽くて性能もまあまああるので低性能PCでも遊べるように設計されたフォートナイトなら遊べます。
それ以外は遊べませんけどね。何を言いたいかっていうとデスクトップPCを買うなら性能、ノートパソコンを買うならモビリティだけに特化したものを買いましょうという話です。
コメント
[…] 引用元:フォートナイトの必要スペックとおすすめゲーミングPC | ゲーミングPCおすすめ最新情報発信所 […]