ブラジル人のシミッチのコミュニケーション能力に、度々驚かされる。最近の練習では、ランゲラックと頻繁に“プチミーティング”を開催。通訳は使わず、母国語がポルトガル語のシミッチがオーストラリア人のランゲラックに合わせて英語で話している。
「最初にポルトガルへ行った時、ドイツ人、ギリシャ人と一緒にいたから英語を覚えたんだ。正直、かなり間違ってる(笑)。でも、会話しないといけないし、話したいからずっとしゃべっているよ」。小さなミスはお構いなし。サッカーのことはもちろん、新米パパでもある2人は何かと馬が合うようだ。
日本人を相手にした取材でも何かとオチをつけたり、逆質問したりして報道陣を楽しませてくれる。顔はややこわもてだが、中身はフランク。攻守をつなぐボランチは、ピッチ外でもチームのつなぎ役を担っている。