米大リーグは29日、各地で行われ、ドジャースの前田健太投手(31)は敵地デンバーでロッキーズ戦に先発。4イニング0/3を7安打6失点(自責5)と打ち込まれ、自身6連敗の8敗目(7勝)を喫した。エンゼルスの大谷翔平選手(25)は地元アナハイムのタイガース戦に「3番・指名打者」でフル出場し、3打数無安打、1四球。11打席連続無安打で、球宴以降の後半戦は打率2割1分8厘(55打数12安打)となった。
勝ち運に恵まれないときは、こういうものなのか。前田は通算防御率2・41、この日投げた敵地デンバーでも同3・12と「お得意さま」だったロッキーズにKOされた。6、7月の計11試合は白星なしで終え、自身6連敗。それまでのメジャー自己ワーストだった3連敗の2倍だ。
5回は打席の相手先発グレイが送りバントを2度失敗してくれたのに、結局四球で歩かせた。
「自分で悪い流れをつくってしまった。投手の四球がなければ、違った展開になっていた」。変化球の2本柱、スライダーとチェンジアップは、きっちり低めに。ただ集め過ぎたせいで、逆に狙い打ちされ「余裕がなくなって、窮屈な投球になっているかもしれない。もう少し考えながら投げないと…」と焦りをにじませた。