(cache)Sylvia's Mother VI - しりはた
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Sylvia's Mother VI

翻訳
09 /18 2016
Sylvia's Mother Ⅵ(作:Simon Smith)の翻訳です。
F/ffで道具は平手洋服ブラシ
シルビアが学校で自分よりも小さな女の子をいじめて、厳しいお仕置きを受けます。

原文は以下のアーカイブサイトで読めます。
http://www.geocities.ws/mhdses2/z273.html

翻訳は以下。
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注意:この物語はすべてフィクションであり、読者を楽しませることのみを目的として執筆されたものです。作者は、子供の体罰をことさらに推奨する立場をとりません。物語の中で描かれるお仕置きは、物語が設定された時代においては当然とみなす人々が大勢いましたが、現在のイギリスにおいては虐待に近く、違法であるとみなされることと思います。この物語は、1950年代のイギリスを舞台としています。イギリス英語圏にお住まいでない方は、「pants」は「underpants(パンツ)」、「vest」は「singlet(タンクトップ)」に読み替えてください。

シルビアのママ(6)
作:サイモン・スミス

 夏休みが終わり、学校がまたはじまった。私は家から一番近い町であるウェンフォード行きのバスに乗り、そこに立っている男子校のグラマースクールに通学する日々を送っていた。一方、シルビアはここから3マイルほど離れたところにある邸宅、ファーリー屋敷を使った私立の女子校に自転車で通っていた。私とシルビアが通う学校は正反対の方向にあった。私達はあまり顔をあわせることもなく、私は気をつけて観察していたけれど、シルビアのお仕置きのどんなサインもみられなかった。夏休みに私が居合わせることができたシルビアとイボンヌ、そしてバーバラへのお仕置きは、遠い過去の記憶になりつつあった。9月が過ぎ行く中で、私はのぞき見的な冒険は終わってしまったのだと自分に言い聞かせるようになっていた。

 9月の終わりにさしかかったある日、学校から帰ってみると母が言った。「シルビアのおばさんが電話をかけてきて、家に来てあなたにお手伝いしてほしいことがあるんですって。戸棚を掃除していて、もしかしたら蜘蛛が出るかも知れなくて怖いそうよ。行ってくれる?無理はしないで大丈夫。あなたがあまり虫は得意じゃないってこと、おばさんには話しておいたから」

 「大丈夫だよ母さん」 虫が嫌いなのはほんとうだったが、私は虚勢を張った。「手伝ってくる」

 「あまり長居はしないようにね。夕ご飯の時間を忘れないで」

 私はすぐに着替えてヒューズ家に向かった。私に暗くてクモの巣だらけの戸棚の様子を見て欲しい、ただそれだけの理由でおばさんは私を呼んだのだろうか。そう思うと私はぞっとしたが、何かもっと別の理由があるのかもしれないという感触が確かにあった。家に着くとす ぐ、おばさんに恐ろしげな戸棚に案内されたので私のテンションは下がるどころではなかったが、特に中に何かが潜んでいるようなことはなく、私はすぐに温かい光に満ちた戸棚の外に戻ることができた。

 「シルビアはどこですか?」私はできる限り気軽な風を装って聞いてみた。「まだ学校ですか?」

 「そうよ。校長のブラッドショー先生がさっきお電話をくださったの。シルビアは今日居残りさせられているのよ。もうひとりの女の子と一緒に、二人で誰かをいじめていたんですって」

 「まさか」と私は言ったが、すでに心臓は高鳴っていた。シルビアが帰ってきたとき何が起こるかは、目に見えている。

 「そろそろ帰ってくるでしょ」とおばさんは笑みを浮かべ、私の心の内を透かし見るように、「シルビアが帰ってきたらそれは熱い歓迎を用意してあげなくてはね」

 願ってもないことだったが、私には守らなければいけない時間の縛りがあった。家では、父が仕事から帰ったらすぐに夕食をとることになっているからだ。私は計算をはじめた。居残りの時間は?シルビアの心境を考えれば、居残りが終わってすぐ急いで家に帰ってくるだろうか。シルビアが帰ってくるのは何時頃になるだろう?

 「あの子は急いで帰ってくるはずよ」 またしても私が心の中で思っていたことをなぞるようにおばさんが言い、こう付け加えた。「ふたりで女の子の頭を便器に突っ込んだんですって。信じられる?」

 自分が通っていた学校でも似たような話を聞いていたから想像できないような話ではなかったが、私は黙っていた。

 「ブラッドショー先生にはふたりにケインで罰を与えてくださいとお願いしたのよ。それなのに、先生は学校の方針で体罰は与えないとおっしゃるの―どう思う?」

 問われるまでもなく、私は体罰を強く肯定する人間であった。もちろんその対象が自分でない限り、である。

 「だから、私は先生にシルビアが家に帰ったら何が待ちかまえているか説明したのよ。45分の居残りが済んだら、すぐさま家に帰すと約束してくださったわ」

 私は頭の中で計算をはじめた。4時に授業が終わり、プラス45分の居残り。コートを着込んで、サンダルをはき、トイレを済ませてここまで自転車で3マイルの道のり―もう到着しても良い頃合いだ!これが正しい答えだったのは、シルビアの自転車が外の小屋に入る音がしてわかった。

 シルビアはおそるおそる裏口のドアに姿を見せた。彼女はグリーンのギャバジン製のレインコートをはおり、これまたグリーンのベレー帽をかぶっていた。髪の毛は背中までの長さのツインテールにゆるくまとめられていた。彼女は私を見据えた。

 「この子何やってるのよ?」先ほどの不安げな様子はどこへやら、好戦的な態度で彼女は言った。

 おばさんはシルビアの質問を無視した。「レインコートを脱ぎなさい」

 「でもママ…」

 「早く!」

 シルビアは不平たらたらな様子で下唇を突き出したが、レインコートのベルトを外し始めた。

 「反抗的な表情をやめなさい。ママがやめさせてあげてもいいのよ」

 シルビアはなんとか努力して、ほんのすこしばかり仏頂面をゆるめた。レインコートのボタンが外され、彼女はそれを脱いだ。レインコートの下に、シルビアは緑のブレザー、灰色のブラウス、緑色と黄色でストライプになったネクタイ、灰色のスカートと靴下を身につけ、黒い靴をはいていた。「廊下にレインコートをかけてくる」シルビアはそう言うと、廊下の方向に歩きだそうとした。

 「行かなくていい。レインコートはその椅子にかけておきなさい。ブレザーを脱ぎなさい」

 「でもママ…」

 「でもじゃありません!」

 「フィリップを家に帰して、ねえママ、お願い」シルビアは自分の母親をなだめすかす戦略に変更したようで、情に訴えかけるようにそう言った。「あの子、今ここにいる必要ないでしょ?」シルビアの低姿勢はまったく良い結果をもたらさず、おばさんは完全にシルビアの言葉を無視していた。シルビアはブレザーを脱いで、レインコートと一緒になるように椅子に置いた。

 「スカートを脱ぎなさい」容赦なくおばさんが言った。

 「ママ、いや!」シルビアは叫び、地団太を踏んだ。「こいつをさっさと家に帰してよ!」

 おばさんは驚くほど穏やかな声で言った。「『こいつ』なんてひどい言葉で呼ばれる子供はこの家にひとりしかいないわシルビア。その子供は自分より小さな女の子の頭を便器に突っ込んだみたいね」

 「冗談に決まってるじゃない。どちらにしてもあいつは言いつけたがりのひどい奴よ」

 「スカート」

 「いや…」シルビアはのどの奥から声をあげたけれど、スカートのボタンをはずし、落ちたスカートから足を抜くと、椅子の上のレインコートとブレザーに重ねた。これで、シルビアが今身に着けているのは、靴、靴下、緑の学校指定のパンツ、ブラウス、ネクタイになったが、その格好に不釣り合いなことに緑のベレー帽もまだ頭の上に載っていた。

 「靴も脱ぎなさい。ママ、先週みたいに蹴られたくありませんからね」

 先週!これは、私がその場に居合わせていない時に執り行われたシルビアのお仕置きのはっきりした証拠をつかんだ最初の機会だった。

 「ひどいよ…」シルビアはぶつくさ言いながら、かがんで靴ひもをほどきにかかった。肉付きのいいシルビアのお尻に緑色のパンツが引き伸ばされていた。私は眼前の光景を無駄にしないよう楽しんだ。まもなく、目の前のパンツがふとももまでおろされて丸まった姿をさらすとわかっていたから、なおさら楽しみは増した。シルビアは靴を脱いで、服を載せている椅子の下に置いた。

 おばさんはため息をついた。「そのベレー帽をとりなさいシルビア。いいこと、家の中で帽子はかぶらなくていいし、いまみたいに服を脱がされかけているのに帽子だけかぶっているとますます馬鹿みたいに見えるわよ」
 「ううっ…」 シルビアは泣いたような声をあげ、ベレー帽をとるとほかの服の上に載せた。

 「よろしい」おばさんは穏やかに言った。「はじめますよ。あなたのお尻にたっぷりお仕置きしてあげます」

 「許してママ、もう絶対いじめなんてしないって約束する!私はあの子を怪我させてないし、ダイアナに言われただけなの」

「あら、言いつけたがりって誰の事かしら?ママ、ダイアナが無罪放免されればいいと思っているわけではないのよ。ダイアナのことはダイアナのママに任せるわ」

 「ダイアナのおばさんには無理!」とシルビアが鼻息も荒く叫んだ。「もうすぐ赤ちゃんが生まれそうなの。ダイアナが言うにはいつ生まれてもおかしくないって。だからおばさんにはダイアナのお仕置きは無理、だっておなかが大きいんだもの。それにダイアナのパパは海軍にいて、今航海中だからやっぱり無理。ねえママ、だから私がお尻をぶたれるの、不公平でしょ?ダイアナがお仕置きされないんだったら、私だけお仕置きを受けるなんてありえない」

 「口さがない子ね」 おばさんは飽き飽きした顔で言った。「さっき言ったでしょう。ママが考えなくてはいけないのはダイアナのことじゃありません。でも、もしダイアナのママがお仕置きを頼んできたら、ママは喜んで手を貸すと思うわ。とにかくシルビア、ママに躾ける責任があるのはあなただし、いじめに罰を与えないままで済ませる気はありません。来なさい、膝に伏せるのよ。」

 「やだやだママあーーっ!」シルビアは大きな声をあげ、泣きだした。

 私はびっくりした。シルビアは普段、かなりの負けん気を見せる女の子だったからだ。私は、シルビアがお仕置きの延期に最後の希望を託しており、その望みがかなわないと知って、厳しいお仕置きが自分を待ちかまえている現実に圧倒されたのだろうと思った。シルビアが取り乱した理由がなんであれ、そんな娘の様子を見るおばさんの態度には何の変化もみられなかった。

 「弱い者いじめは泣き虫だって昔から言われてるけど、ほんとうね」とおばさんは娘を突き放した。「イボンヌより臆病」

 「私泣き虫なんかじゃないっ!」シルビアは泣きながらも激しく言い返した。母親に嫌みを言われて、いつもの攻撃的な態度が少し戻ってきたようだ。

 「すぐにわかるわ。膝に来なさい」

 最後に一瞬だけ私をぎろりと睨みつけると、シルビアはキッチンを横切り母親の膝に乗った。「今度からはもっと早く言いつけに従うことね」とおばさんはぴしゃりと言い、娘の左ふとももに鋭い一発を見舞った。それからシルビアの身体を前に押して調整したので、シルビアの頭は床に近い位置に下がるまで突き出され、かたや両足はリノリウムの床を離れる格好になった。「よしよし」シルビアのママは満足げに言うと、娘のパンツのゴムをしっかりとつかんだ。

 「やだママ、下着は下げなくてもいいでしょ?」シルビアが抗議した。

 どうにも間抜けな訴えだった。というのも、そうシルビアがお伺いを立てた時にはパンツはふとももの半ばあたりまで下げられていたからだ。おばさんは時間を無駄にせず、すぐに娘のむきだしのお尻に激しくお仕置きをはじめた。おばさんの手の平がシルビアのお尻の素肌をしたたか打つたびに、ピンク色の跡が残った。お仕置きが進むにつれて、ピンク色をした跡は左右のお尻全体に広がっていき、その色はどんどん濃くなっていった。シルビアは、膝のあたりに丸まっている緑色のパンツに邪魔されながらも、灰色のソックスをはいた脚を動かせるだけばたつかせた。「ひぃ、痛いよ!いったぁい!」シルビアは金切り声をあげ、頭を振り動かすたびにツインテールの毛先が床に触れた。「ママ…いたいよっ…もう無理…むりママ…やめて…ひいっ…やだーーっ!」

 いつものように、シルビアの訴えが事態を好転させることはまったくなかった。おばさんは娘のお尻をひたすらひっぱたき続け、一発たりとて手を抜くことなくお尻を赤く染めていった。シルビアの両足はますますばたつくようになり、そのダイナミックな動きでパンツの位置が膝からずれていった。パンツは片方の靴下を道連れにしてだんだんとふくらはぎから足首のほうへと移動していき、数分後にひときわ強烈な一発が見舞われた時に片方の靴下が脱げて飛んでいったので、パンツは靴下が残っているほうの足首にだけひっかかっている状態になった。それから30秒後、目もくらむような強烈な一発にシルビアがものすごい力で脚を蹴り上げた時、学校指定のパンツは台所を横切るように飛んでいった。

 お仕置きは長いこと続いた。シルビアは必死に脚を蹴り上げ心の底から泣き叫んでいたけれども、おばさんは今回のお仕置きをちょっとやそっとでは済まさないと決意していたようで、その決意はまったくゆるがなかった。シルビアのお仕置きが続く間、そろそろ終わりだと私でさえ何度か思った瞬間があったのだから、懲らしめを受けているお尻の持ち主であるシルビアは、何度お仕置きの終わりを確信しては裏切られていたことか。それでもついに、おばさんはシルビアを満足いくまで懲らしめたと判断したようだった。おばさんはシルビアを解放し、シルビアは膝から転がるように立ち上がると、そっとお尻をなでさすりながら、その場で足踏みして感情もあらわに泣きわめいていた。

 「さあ、自分の部屋に行って待っていなさい。ママが宿題と食べるものを持っていきます」

 大きな声で泣き叫びながら、シルビアはキッチンから走って出て行った。好奇心たっぷりにみつめる私の目と、罰を与える母親の右手から逃げることができて、シルビアは心底ほっとしていたことだろう。私はといえば、いまや夕食の時間を5分かそれ以上過ぎていて、本来なら家に戻っていなければならない時刻だった。私がそのことを手早く説明すると、おばさんは言った。「フィリップ君、それなら家に戻らないとね。でも宿題を済ませたら、戻ってきてくれる?虫退治はまだ終わってないの!」おばさんは私におおげさにウインクして見せた。

 私は家路を急いだ。夕食はすでにはじまっていたけれど、少したしなめられる程度で済んだのは幸いだった。

 「その、ヒューズさんが、宿題を済ませたらもう一度来てほしいって」 私は言った。

 「ほんとうに?今夜はもうだめよフィリップ。」母がいつもよりもきつい口調で言った。「あなたは帰ってくるやいなや駆けこんできて席に座ったのはいいけれど、それでも夕食に遅れたのよ」

 「でも母さん…」私の声はうわずった。私が反論するのは珍しいことだったが、読者のみなさんもお察しの通り、私は心底ヒューズ家に行きたかったのだ。

 助け船を出してくれたのは父だった。「メアリー、フィリップの気持ちも少し汲んであげたらどうだい。フィリップはもう大きい男の子だし、ヒューズさんのお宅も遠くはない。ヒューズさんはいつもフィリップに親切にしてくれるし、僕たちが家を空けたいときは頼めばフィリップをいつでも預かってもらうことができる。フィリップがそのお返しに何かしてあげたいと思うのはいいことじゃないかな」

 父にこう言ってもらうとまるで私は小さなヒーローみたいだが、もちろん両親は私がいままで見てきたシルビアのお仕置きなど知る由もない。

 「わかったわ」 母は父の言葉ももっともだと思ったのだろう、先ほどまで見せていた嫌そうなそぶりを和らげて言った。「でも早く帰ってきなさい。明日も学校があるんですからね」

 普段、私は勤勉に勉強に励んだものだが、その夜は宿題を早く終わらせたい一心で取り組んだので、たくさんのケアレスミスをしてしまった。数学の先生には小言を言われ、歴史のテストでは普段なら考えられない低い点数をとったけれど、それだけで済んだ。できる限り早く私は宿題を終わらせ、ヒューズ家に行ってくると家族に告げたのだった。

 私がシルビアの家に着くと、おばさんが「あらフィリップ、宿題、ずいぶん早く済ませたのね」と話しかけてきた。

 「はい、あの、計算問題が少しとあとは復習するだけだったから」 私は家の中を見回した。シルビアの気配はない。

 「シルビアなら自分の部屋で宿題をやらせているわ」とおばさんがまたもや私の思考をなぞるように言った。「10分か15分くらいしたらここに呼ぶつもりよ」

 時計の針の進みの遅さを私は感じたが、二階でお仕置きのために呼び出されるのを待っているシルビアにとってこの待ち時間はさらに地獄だったろう。10分…12分…そして13分と17秒が経過し、おばさんは立ち上がると声をあげた。「シルビア!下に降りてきなさい!」

 下に降りてきたシルビアは私のほうをちらと見たけれど、何も言わなかった。シルビアは私が一回家に帰ってからもう一度お呼ばれしてここにいるのを分かっていたに違いなく、私の存在を受け入れることに決めたようだった。文句を言っておばさんのさらなる怒りを買うのを避けたいと思ったのだろう。シルビアは綿の縞柄のパジャマを着て、その上にウールのガウンをはおっていた。パジャマを身につけている限り、お尻を守る効果はとても大きいと考えたのだろう。とはいっても、お尻を守るどんな策を講じても結局無駄になることはシルビアもわかっていたことだった。

 またしてもおばさんはシルビアにいじめがどんなに悪いことか長いお説教を与え、それから言った。「さてシルビア。洋服ブラシを廊下のクローゼットから取ってきなさい」

 「洋服ブラシ?そんなのないよ!」

 「ちゃんとあるからとってらっしゃい」

 廊下から戻ってきたシルビアが手にしている洋服ブラシは、以前シルビアのお尻に使われているのを見たヘアブラシよりも確実にひとまわり大きな代物だった。洋服ブラシは長く、全体の形はほとんど長方形をしていて、持ち手の反対側は丸いカーブを描いていた。ダークブラウンの木材でできたそれには、使い込まれてきた木製品にしか出ない「古艶」が出ていた。この洋服ブラシは、後でわかったことだが、シルビアの家に伝わってきた家宝のようなもので、もともとはおばさんのひいおじいさんの所有物だったらしい。つまり、シルビアはこの道具でお尻をお仕置きされる四世代目の栄えある代表というわけだ。シルビアが洋服ブラシをうやうやしく抱えて持ってきたことから判断するに、彼女がすでにこの道具で懲らしめられたことがあるのは明らかだった。

 「ママ、お願いだから洋服ブラシはやめて。絶対、もう誰のこともいじめないって約束するから」

 「でしょうねシルビア。でもママ、洋服ブラシを味わった後のあなたの言うことならもっと信用できると思うわ。ガウンを脱ぎなさい」

 「ママぁ…」シルビアはうめき声をあげたが、さらに母親にたてつくことはせず、言いつけに従ってガウンを脱ぎ始めた。

 「次はパジャマのズボンよ。ぐずぐずしないの!」

 シルビアはすっかりしょぼくれてぐすぐすと鼻を鳴らしていたが、今回もやはり抵抗はせずにズボンのひもに手をかけた。結び目がゆるむと、ズボンは床に落ちた。シルビアは足元に落ちたズボンから足を抜くと、厳しくその様子を見守る母親からのさらなる命令を待っていた。

 「ダイニングルームに行きます」とおばさんが宣言した。

 そこで、私達はダイニングルームに移動した。おばさんが先頭、次にシルビア、シルビアのお尻を見ながら歩く列のお尻の私。それにしても、何がはじまるのだろう?シルビアとイボンヌがここで枝鞭でお仕置きされたのは記憶に新しいけれど、今回は何が起きるのだろうか。そこに置いてある丸テーブルに伏せるのだろうか?私の予想は外れた。

 「シルビア、食卓の椅子をふたつ持ってきなさい」 おばさんが指示した。「背中が合わさるように置きなさい。前もやったからわかるわね」

 激しくすすり泣きながらシルビアは言われたとおりに椅子を並べたので、椅子の周りにスペースが生まれた。

 「前と同じよ」とおばさん。

 シルビアは椅子にひざをつくと、背もたれがあわさった部分におなかを乗せるようにして体を前に倒し、向こう側の椅子のシートに両手をついた。

 「もっと手は向こう側について。シートの端をつかみなさい。お尻を逃げようなんて思わないようにね」

 シルビアはその指示に従い体の位置を調整したので、お尻がさらに突き出されることになった。おばさんはシルビアのお尻の左に立った。「6発で勘弁してあげます」とおばさんは言った。「ついさっき、あれだけお尻を叩いてあげましたからね」 シルビアの表情から察するに、この処置は寛大とは言い難いようだった。

 おばさんはかぶりをふり、それから洋服ブラシを勢いをつけて振り下ろしたので、ブラシの背がシルビアの高く掲げられたお尻にまともに当たった。

 「ひいいい」シルビアの口から甲高い悲鳴があがった。

 真っ赤な長方形が、シルビアの左右のお尻を横切るように現れた。張りつめた空気が流れ、ふたつめの真っ赤な跡がひとつめの跡に少し重なる位置に追加され、またもやシルビアは鋭い叫び声を上げた。息がつまるような待機時間が過ぎ、またしても洋服ブラシの平らな背が長方形の真紅の跡を残した。シルビアはお尻を右に左にくねらせ、熱い涙が彼女の目からあふれてほほを流れ床にぽたぽたと落ちた。長い待ち時間、そして固い木の塊が少女の張りつめたお尻をさらにしたたかに打った。この一発のあと、シルビアのお尻の動きが一応おさまるまでにはずいぶんと長い時間がかかったが、動きが止まるとすぐにおばさんは洋服ブラシを娘のむきだしのお尻めがけてきれいな弧を描くようにして叩きつけた。ことここに及んで、シルビアは泣きわめき、もだえ苦しんでいた。おばさんは娘が少し落ち着くまでまたも長い間合いをとり、最後になる6発目をいまや真っ赤に腫れあがったお尻に叩きこんだ。

 おばさんがコーナータイムなしで自分の部屋に戻ることを許したので、シルビアは激痛が走っているだろうお尻を手でつかんだまま、大きな声で泣き叫びながら小走りにダイニングルームを出ていった。
 6,7年後、大学の哲学の授業で、私はあくまでも理論的な関心を装ってある問いを出してみた。自分よりも小さな相手をいじめた子供を、その子供の親が体罰で懲らしめるのは正当化されるべきだろうかという問いだ。体罰もいじめも、どんな道徳規範を持っているかを考慮に入れなければ、身体力が優越した者がとる行動であるという点で同じ現象だからだ。議論してみると、出席者の3分の2がおばさんの立場をとったことに、私は驚きを隠せなかった。
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