東は全面使用不可、西と新設の南と青海を使います!
- サークルスペース:西展示棟・南展示棟
- 企業ブース:青海展示棟
C96から使用する会場は、東京ビッグサイト西展示棟、7月に完成したばかりの南展示棟、オリンピック期間だけ仮設される4月にオープンした青海展示棟です。そして会場が今までの有明地区に加えて、青海地区の大きく2ヶ所に分かれることになります。コミケットでは、西・南展示棟をサークルスペース、青海展示棟を企業ブースとして使用します。
南展示棟は西展示棟の奥に作られていますが、青海展示棟はりんかい線の東京テレポート駅近くで、従来の有明地区からは直線にして約1.5キロ離れています。同じ敷地内ではない2つの離れた地区を跨いでの開催は、コミケット史上初めてのカタチとなります。
ちなみに前回のカタログのこのコーナー、よりによって「青梅」と1ヶ所書いちゃいましたが、今回は大丈夫なはず、はず!
コミックマーケット98日程発表!
- コミックマーケット97:2019年12月28日 ~ 31日
- コミックマーケット98:2020年 5月 2日 ~ 5日
C96~C98の3会期は、開催会期が4日間になります。今までより1日多い開催日程、コミケットが始まって以来、初めての4日間開催です。そして、先月(2019年6月)に2020年GWのコミケット98の詳細な日程を発表しました!
4日間に日程が増えた理由は、東展示棟が使えないことで、1日毎に配置できるサークルスペース数が大幅に減ってしまうためです。2つの新設会場を足しても使用できる面積は従来の75%です。今までは3日間で最大約3万6千のサークルを受け入れてきましたが、同じ3日間開催ですと大幅に抽選率が落ちてしまい、たくさんの参加希望サークルをお断りすることになってしまいます。
このため、開催日を1日増やし4日間開催にすることで、参加できるサークル数の減少も極力抑えることとしました。なお、C96は4日間で約32,400サークルでの開催となります。
なお、2019年~2020年は、東京ビッグサイトを利用している同人誌即売会等を主催している各団体が幹事団体となって、「DOUJIN JAPAN2020」と銘打ったプロジェクトを進めていきます。具体的には、この間もサークルさんにより多くの本を出してもらえるように、「新刊カード」という形の企画を進めていきます。詳しくは、「DOUJIN JAPAN2020」の公式サイトをご覧下さい。
一般参加者の入場にはリストバンドが必要になります!
なぜ、リストバンドなのか?
次回のC96~C98までの間は、入場規制中には一般、サークルともリストバンド型の参加証の装着が必要になります。
今までコミケットでは、一般参加者の皆さんに入場券などは販売していませんでした。しかし、2ヶ所の会場での開催や会期が1日増え4日間になることで、会場費、警備費など、開催に掛かる費用が大幅増となります。一方で、会場が狭くなれば、サークルも、企業ブースも、広告も減ってしまうわけで、どこかでこれを補う必要がありますが、サークル、企業への費用負担をこれ以上増やすことは現実的ではありません。増えた分の費用をどう補うのかを準備会の中でも何度も議論を重ねた結果、一般参加者の皆さんにも一定のご負担をお願いすることになりました。費用面以外にも、展示棟だけでなく待機場の利用可能面積も大幅に制限される見込みでもあり、参加者来場時、そして展示棟内混雑に対する安全確保への対応の意味もあります。
従来のコミケットのポリシーやスタイルとは異なることになりますが、4日間開催と合わせてご理解いただけると幸いです。
なお、冊子版カタログにはリストバンド型参加証が付属しますが、DVD-ROM版カタログには付属しません。この違いはDVD-ROM版の製作・販売が共信印刷(株)であることによります。コミケットは、共信印刷より売上の一部を得ていますが、主体は共信印刷にあります。これに対してリストバンド型参加証を実質無料で付けることは、今回のリストバンドの目的からも非常に困難です。ご理解いただけますと幸いです。
リストバンドの詳細については、リストバンド型参加証について(コミケット96)をご参照ください。
オリンピック後、2020年冬以降のコミケの未来は…??
2020年冬のコミケット99からは、再び東展示棟が使えるようになりますので、新しい南展示棟のホールも含め、東・西・南の全部で16ホール体制になります。16ホールをどう使うかは現状未定ですが、3日間開催の予定です。それでも、より多くのサークルさんに参加していただけるようになる予定です。
そして、2021年夏は、記念すべきコミックマーケット100を迎えることになります。
それまでの間のC96~C98は、東京ビッグサイトでコミケットを開催して約25年、今までで最大の変更となります。初めての試みも多く、参加者の皆さんにもいろいろとお願いすることが増えますが、準備会としてはこれを乗り越えてコミケット99、コミケット100の開催に繋げていきたいと考えていますので、ご協力をどうかよろしくお願いします。