[PR]

 自民党二階俊博幹事長は30日の記者会見で、萩生田光一幹事長代行が憲法改正議論をめぐり、大島理森衆院議長の交代の可能性に言及したことについて「立場を考え、慎重に発言するよう(萩生田氏に)注意をした」と述べた。

 二階氏によると、29日に萩生田氏から「人事についてコメントする立場にない。出演していたジャーナリストの発言を受けて、議長の役割の重さについて解説をしたが、言葉足らずで誤解を与えたようだ」との説明を受けた。自民党関係者によると、萩生田氏は既に大島議長に対し、発言について釈明をしたという。

 萩生田氏は26日のインターネット番組で、改憲議論における衆院議長の役回りの重要性について出演者から問われ、「今のメンバーでなかなか動かないとすれば、有力な方を議長において憲法改正シフトを国会が行っていくのは極めて大事だ」などと発言していた。