トップ > 中日スポーツ > 競馬・ボート・競輪 > 紙面から一覧 > 記事

ここから本文

【競馬・ボート・競輪】

[競馬]レパードS デルマルーヴル 重賞2勝目へ経験生かす

2019年7月30日 紙面から

実績上位のここは重賞2勝目を飾りたいデルマルーヴル

写真

 3歳馬同士による夏のダート王決定戦「レパードS」(GIII・8月4日・新潟・ダート1800メートル)にデルマルーヴルが登場する。先のジャパンダートダービーでクリソベリルを相手に真っ向勝負をして2着惜敗。2走前にはドバイのUAEダービーで4着と健闘。昨年11月の兵庫ジュニアGP以来となる2度目の重賞制覇を果たして、大舞台への弾みにしたい。

 実りある秋を実現するためにも、ここは負けられない。デルマルーヴルは前走のジャパンダートダービー(JpnI)で2着惜敗。先行抜け出しに勝機を見出したが、クリソベリルが許さなかった。戸田師は「勝った馬は高い評価を受けている馬だからね。3、4着の馬に詰め寄られたのは、勝ちに行った競馬をした分。あそこから抜かせないのがこの馬の根性」と、内容には納得している。

 ここまで通算8戦して、7カ所の競馬場で走っている。3月にはドバイのUAEダービー(4着)にも参戦。前走はドバイ遠征後の初戦とあったが「ドバイ遠征の後にしっかりリフレッシュ。レース内容も、最後の脚色なんかは展開ひとつで勝ち負けできたと思っている。今回は間隔こそ詰まっているけど一度使った上積みがある。新馬(4着)から2戦目にかけての変わり身を考えると、叩き良化型だと思うので」と胸を張る。

 見栄えする青鹿毛馬で、トレセン内での運動時でも、そのりりしいシルエットはひときわ目立つ存在だが、そこに一抹の不安があるのも事実で「男の黒馬で暑さだけが心配。ドバイでも走れたのだから暑さに弱くないと思うけど、調教コースなどよく考えて進めている」と、細心の注意を払って決戦に挑む。

 古馬相手のエルムSに進むというプランもあったようだが「小回りの札幌より広々とした新潟の方がいいと。適応力がある馬だから初コースも問題ない」と同世代との一戦を選択。重賞Vは2歳時の兵庫ジュニアGPのみとあって「古馬と対決するまでに、もう1個タイトルを取らせたいね。恥ずかしくない形にして秋を迎えたい」。秋のGI戦線を前に、有力馬の1頭としてアピールする。 (米内宏一郎)

 

この記事を印刷する

閉じる
中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ