FRAMeWORKの骨子である「不変的」「着心地」「機能的」を感じる
最新アイテムの中から、毎月著名人がピックアップした
レコメンドアイテムを紹介するこの企画。
今月はフラワーアーティストの宇田陽子さんに登場いただきます。
宇田 陽子
うだようこ / 服飾学校在学中にフラワーショップでアルバイトを経験。以来花の魅力に取り憑かれ、2004年フラワーコーディネーターとして始動。2009年にディレクターの岸とlogi PLANTS&FLOWERSをオープン。2014年にアートワークブランド・PAVILION! も立ち上げ、空間ディスプレイなどフラワーコーディネーターとしても活躍している。
PHOTOGRAPHER: SHINSUKE SATO
1.
羽織るだけで理想的な
大人カジュアルに昇華
珍しいキャメル(ラクダ)素材のコートは、長過ぎない毛足、軽さ、着心地のいい柔らかさが魅力。「オーバーサイズが好きな私にとって、ATONのコートはまさにベストなサイズ感とシルエット。最近好みのブラウンのグラデーションでまとめて、ネックレスの重ね付けで遊びもプラスしたいですね。素材も上質なので、個展やクライアントとの打ち合わせなど、大人が集まる場に羽織りたい一着です」
2.
小ぶりなのに存在感と
機能面が心くすぐる
パッチワークの生地を、一点一点ハンドメイドで仕上げたベロア地のバッグ。「お財布、名刺、リップ、携帯電話を入れる小さいサイズのバッグは必ず持って出かけます。この生地のノスタルジックな雰囲気は、ドレスアップするシーン以外にも、普段のスタイルにアクセントとして取り入れたい。チェーンが出し入れできるので、肩がけしたり、クラッチにしたり、幅広く使い分けできるのも嬉しいですね」
3.
表情豊かなアウターは
羽織るだけでキャッチーに
スーパー110’Sの上質な糸で織り上げ、さらにリバーシブルの仕様に。「仕事と普段の洋服を統一し、花を扱う際の所作も美しくなるよう心がけています。そんな思いを手助けするのがこのコート。滑らかな風合いに加え、サイドのスリットが動きやすさと軽やかな印象を与えてくれます。緊張感を持ちながら親しめる、理想的なアウターですね。厚手のニットを重ねても十分動けるサイズ感にもぐっときます」
4.
こだわりたいのは
上質な素材の小物選び
エディター・大谷繭子氏が手がけるストールブランド、A SAUCE MELERのカシミヤファーニットストールは、特殊加工技術でリアルファーのような質感を実現。「年齢を重ね、小物はいいものを纏いたいと思うように。ボリューム感、肌触り、光沢感、大判サイズ…ほしいと思う要素が詰まったこのストールは、薄手のコートやざっくりニットの上から羽織って、温かさと気持ちのいい弾力を堪能したい」
5.
着心地のよさと着回し力が
叶ったベーシックニット
女性らしいシルエットに仕上げた別注アイテム。「花を扱う仕事は、想像以上にアクティブな動きが求められるので、肩回りや身頃にゆとりがある服が私の基本のワードローブ。中でも、Vネックのアランニットは着回しにも最適なので、必ず持っておきたいもののひとつです。今年はロングスカートとの合わせが気分。異素材が際立つサテン地のスカートを選択し、足元は定番のコンバースがしっくりきます」