育成から支配下登録された楽天・由規投手(29)=写真=が29日、楽天生命パークで会見を行い、「やっとスタートラインに立てた。まだ課題はあるが、1日でも早く1軍のマウンドに立ちたい」と意気込みを語った。
昨オフにヤクルトを自由契約となり、育成として入団。5月17日の2軍の西武戦で実戦復帰し、主に救援で7試合、計12イニングを投げ、無失点と結果を残した。「先発するにはもっと長いイニングを投げられるように。細かい制球や球威はまだまだ」。1軍での先発を視野に課題に取り組む。
昨年は6月に右肩痛が再発。来年の支配下登録を目指す選択肢も提案されたが、今季の登録を選んだ。「リスクは覚悟の上。自分にプレッシャーをかける意味でも、勝負したかった」と、決意をみなぎらせていた。 (竹村和佳子)