トップ > 中日スポーツ > ドラゴンズ > ドラニュース一覧 > 7月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【ドラニュース】

周平、最速8月中旬1軍復帰 まだ小指痛いけど…頑張るだけ!

2019年7月30日 紙面から

右手小指に装具をつけ、守備練習で声を出す高橋=28日、中日ドラゴンズ屋内練習場で(小沢徹撮影)

写真

 8月反攻に頼れる主将も加わる! 右手小指の靱帯(じんたい)断裂のけがを負った中日の高橋周平内野手(25)が、最速で8月中旬の1軍復帰を目指すことを宣言した。チームは3位まで6ゲーム差の5位。ペナントレース正念場となる夏後半を制し、7年ぶりのAクラスを目指す。

 とにかく早くチームに合流したい-。当初の想定を上回るスピードでの1軍復帰を思い描く高橋。主将としての責任感が早期の復帰に気持ちを駆り立てている。

 「8月中旬には野球をやっていたい。なるべく早く復帰できるように頑張るだけです」

 16日に右手小指の側副靱帯(じんたい)を断裂。手術ではなく、より早い実戦復帰が望める保存療法による自然治癒を選択した。3~4週間での打撃練習再開、最速で8月下旬の1軍復帰とみられていたが、その想定を1週間ほど上回る。

 「状態はそんなに変わってない」と言う小指は今も腫れたまま。痛みも残る。それでも、患部に負担が掛からないキャッチボールや捕球の練習は再開している。

 打撃練習も早ければ今週末にも「できればいいなと思ってます」。ティー打撃から始めて徐々に段階を上げ、2軍戦への出場を経て1軍に復帰するとみられる。

 5連勝で迎えた16日の阪神戦(ナゴヤドーム)で負傷し、翌日に出場選手登録抹消。その後、チームの連勝は8まで伸びて一時は2位タイに立つも、19日から今季最大となる8連敗。5位に逆戻りとなった。

 竜にとって欠かせない存在だ。今季はここまで82試合で打率3割1分9厘。6月2日からはリーグの打率トップに立った。現在はわずか2毛差で広島・鈴木に首位を明け渡したものの、チームトップの高打率。48打点もいまだビシエドの61打点に次ぐチーム2位だ。三塁守備でも安打性の当たりを何度も止めてきた。

 試合でのプレーだけじゃない。9回裏に5点差を逆転された6月16日のロッテ戦(ZOZOマリン)。衝撃的な敗戦にも、翌日の試合前練習中には「切り替えていくよ~!」と大きな声で声出し。暗い雰囲気を明るく変えようとする主将の姿勢が、前半戦を通して大型連敗をつくらない一因にもなっていた。

 

この記事を印刷する

閉じる
中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ