焼き肉のおいしい焼き方 大全集!
きわめびと 小関尚紀さんのワンポイント
焼き方の極意を学べば、焼き肉は驚くほど おいしくなる!
おいしそうな肉。ところが、いざ焼いて食べようとすると、バラバラになったり、黒焦げになったり…。せっかくの肉を、台なしにしてしまうことって、ありますよね。
そこで今回は、焼き方の失敗を防ぐとともに、驚くほどおいしくなる焼き方の極意を紹介。教えてくれるきわめびとは、週に2回は焼き肉店に通い、独自の焼き方を考案。ついには、焼き肉のノウハウを伝える本まで出した、サラリーマン作家の小関尚紀(こせき・なおき)さん。
今回は、小関さんの焼き肉の極意から2つを紹介します。
①「勝負は焼く前から!」
②「肉の種類で焼き分けろ!」
<極意①「勝負は焼く前から!」>
まずは、失敗しない焼き方。勝負は焼く前から始まっています。
▼焼き肉を置く場所は、火の強さに注意して、焼き加減にあわせて選ぼう。
(下記は、ガスコンロの火の強弱)
▼肉がくっつくのを防ぐには、焼き台全体に、レモンを塗ると効果的。
また、肉と焼き台の間にトングを差し込んで、何度かはわせる「トングクロール」を行う。
そして、肉の表面に「汗」のように見える水分が出てきたら、ひっくり返すタイミング。見逃さないようにしよう。
<極意②「肉の種類で焼き分けろ!」>
肉の種類ごとに焼き方を変えていくと、それぞれの肉のうまみが引き出され、驚くほどおいしくなります。
◆ネギタン塩:「サンド焼き」
肉でネギを包み込み、中火エリアで、外側はしっかり焼き、内側は蒸し焼きに。こうすると、ネギを落とさず、味わえる。
◆並カルビ:「ごっそりまとめ焼き」
ごっそりと肉片を並べて火を通し、その後、優しく重ねて焼いていく。こうすることで、中の肉が蒸らされ、ふっくらした食感になる。
◆ハラミ:「六面体焼き」
はじめに、強火エリアに、肉を3枚ほど置き、表・裏を焼く。その後、3枚をトングで重ねてつかみ、その六面を全て焼き上げ、肉汁を包囲して、うまみを閉じ込める。最後に、再びバラして、よく焼いて仕上げる。そうすることで、歯切れもよくなり、より肉のうまみが味わえる。
◆ザブトン:
<焼き方①>「しゃぶしゃぶ焼き」
ザブトンは、霜降りの肉。しゃぶしゃぶ焼くことで、あぶらを落としながら焼く。そうすることで、余分なあぶらが落ちて、おいしくなる。
<焼き方②>「ローリング巻き巻き焼き」
薄い肉を筒状に巻き、中火エリアに置いて、こまめに転がしながら焼いていく。こうすることで、大判のお肉がバラバラにならず、また、うまみを逃がさず食べられる。
◆シマチョウ(ホルモン)
2)そのまま3分
3)脂の表面が白くなり、ぷっくり膨らんできたら、中火エリアに移動
4)火が付いたら放置せず、端に寄せて、鎮火
5)黒焦げになるのを防ぎながら、コロコロ転がす
6)最後に、トングでつかみ、余分なあぶらをおとす
こうすることで、黒こげにならず、脂っこくなくなり、おいしい食感が味わえる。
投稿者:スタッフ | 投稿時間:09:30