代表が悲しんでる | NPO法人 府中猫の会

代表が悲しんでる

こんにちは。
預りコウノです。

今日はいつもご支援、ご支持くださっている皆さまに現状をお伝えせねばと馳せ参じました。

つまらない話かもしれませんが、府中猫の会が置かれた現状を正直にお伝えしたいと思います。

結論から申し上げますと、府中猫の会 代表イシハマが、【府中市の認定ボランティアをやめたい】と言い出しました。

私はこの言葉だけを聞いて、最初は『やっとその気になってくれた!』と万歳しました。
実は私は、いろいろな制約がある市の認定ボランティアは『もう止めようよ、認定外れて自由にやろうよ』と以前からお願いしていたのです。

ですが府中猫の会がいなくなると、他のボランティアさんたちだけでは到底手が回らないほと、府中には飼い主のいない猫がおります。

市役所との連携は大切、府中の猫のためにも認定ボランティアでいることは必要だと思う、私にできることがあるなら力になりたいと、イシハマはずっと繰り返し、私の日々の進言は却下されてきました。

そんなイシハマが、突然認定ボランティアを辞めようかと言い出した。

いったい何があったのかと聞いてみると、
昨日うちの会の捕獲チームが暑い中を1枚ずつ貼って歩いたチラシを剥がせと、他のボランティア団体から市役所に苦情が入った。今夜から、警察と一緒にチラシを剥がして回る、と。

捕獲できていない2匹の子猫がいる現場です。預りコウノ宅にたった4匹しか子猫がいないのに、代表が他の子猫をうちに連れてこないのは、その2匹を必ず捕獲してやるという意気込みの表れです。

総監督もiwaさんも、NAさんも必死に子猫を探し続けてくれています。

まるまるともりもりの兄妹が、今もお外にいるのです。1日も早く捕獲しなければ、完全に野良になってしまう。

捕獲チームは大袈裟でなく、本当に心配だと泣きながら、炎天下の中、大の大人が2匹の子猫のために歩き回り続けているのです。

同じボランティアなら、この気持ちが分かるはず。なのに、チラシを剥がせと苦情が入りました。他ならぬ同じ府中市のボランティア団体から。

もちろんチラシ貼りが条例違反なのは承知しています。だからこそ、近隣へのお詫びは欠かしませんし、過去に貼らせてもらったチラシも、猫が見つかったり、捕獲ができたら、また1枚ずつ剥がしに歩いていました。

悪いのは私たち。
条例違反は間違いありません。

この苦情がもし、住民の方から入ったものだったのなら、イシハマの反応も違ったと思います。

でも苦情を入れてきたのは同じ府中市のボランティア団体。

代表は言わないから私が言わせてもらいます。
これまでだって、他の団体の地元の猫を捕獲してきたのは、うちの捕獲チームです。

あの町もこの街も、他のボランティア団体代表の住む町なのに、うちの代表をはじめとする捕獲チームが黙々と動いてきたのに。

そこって●●団体の地元じゃないんですか?  と私が呆れて聞くたびに、代表は『良いじゃん同じ府中の猫なんだからさ、やれる人間がやれば良いじゃん』と笑っていたのに。

保護猫の活動をしてる人たちは同じ志を持ってると、私は思ってた。

だから市長にお会いしたときにも、繰り返し『府中猫の会を取り上げてほしいのではない、府中のボランティアみんなが動きやすい環境をお願いします』とお伝えしたのに。

腹が立つとか、そんな気持ちではありません。なんというか、虚しくて悲しいです。

こんなことがあり、ポロっと出ただけの言葉かもしれませんが、イシハマから『認定ボランティアから外れたい』と悲しそうな言葉が今日こぼれました。

これが府中猫の会の本日の出来事です。