ぬむめ ブログ

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【奴隷かよ】中学生の通学バックが重すぎる・高校生になって通学距離が長くなり重労働状態で健康被害が心配・学校に教科書置けないの?成長期の子供に限界を超えた重い物持たせて何かのペナルティ?行政は子供虐待してるの?的な話



私が忘れてしまわないうちに文章に残しておきたい事がある。


私の娘は、今年の春から高校生で、自宅から学校へ通学している。自慢するほど有名な高校ではないが、一応進学校だ。3年間しかない高校生活を娘にはエンジョイしてほしいのだ。しかし娘が中学生の頃から、私には気になっている事がひとつある。


それは、通学の荷物がとてつもなく重いのだ。


毎日、重い荷物を持って通学している。成長期の子供にとって健康被害が出るのではないかと心配だ。


義務教育期間も通学カバンは重い

ほとんどの家庭は、子供は6歳か7歳で家族にランドセルを買ってもらって小学校に入学する。地域によってはランドセルを使わず、通学バックを使う場合もあると思う。

娘が小学生の頃は、基本的にランドセルに入る量程度の持ち物で、音楽の授業でメロディオン(ピアニカ)や別に必要な物は、補助のバッグに入れて通学していた。入学したての頃は、その身長に不釣り合いなランドセルを背負い、愛らしい姿を今でも覚えている。高学年になると、ランドセルが小さく見えてくる事で、子供の成長を感じることが出来た。


小学生の持ち物
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中学校に上がると同時にその環境は一転する。

教科が増えるので、教科書の数が増える。それに加え、教科書以外の副教材が必要になる。

私の娘が通っていた中学校では、国語辞書と英語辞書も必要だった。もちろん電子辞書ではなく、紙で出来た分厚く重たい辞書だ。そして体育の授業がある日はジャージを別に持たなければならず、音楽の授業があれば縦笛を持っていく。昼食は給食のため、お弁当を持つことは無かったのは幸いである。

中学の入学に備えて、通学用にリュックタイプのカバンを購入した。毎日の通学で、バッグの重さで前かがみになる娘の姿を見て「お前は二宮金次郎かよ」とツッコミを入れたのを今でもはっきり覚えている。


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娘は部活をやっていなかったので、持ち物は授業に使うものだけだが、部活をやっている生徒は、部活道具やジャージなど持ち物がプラスされる。

通常の授業の日も、カバンの重量は10キロ近くになる。重たい時には、重さは12キロになる事があった。普通の公立中学校に通っていたので、通学は徒歩10分ほどの距離だった。重い荷物を娘は、前かがみで背負い通学していた。


高校生になり、さらに重たくなった通学カバン

娘は高校生になり、市営の地下鉄に乗り高校に通学している。

徒歩で地下鉄の駅まで行き、そこから高校近くの地下鉄駅で降りる。そこから徒歩10分ほどで学校に着く。自宅から学校までの通学時間は40分ほど。

自宅から学校までの距離に関しては、その高校を自らの意思で選択したわけだ、距離や通学時間に関しては何も文句はない。

だが、荷物が重すぎる

教科に関しては、娘が通学する高校は選択教科になるため、中学時代と教科数は変わりない。しかし、授業で使う教科書の数が多くなった。学校制定の辞書も数が増え、持ち物が中学時代よりさらに増えた。平均すると重量は12キロほどで、授業が多い日や荷物が多い日は15キロを超えることもある。


高校生の持ち物
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中学時代は給食だったが、娘が通う高校の昼食はお弁当なのでさらに荷物が増える。そして、社会人並みのプリントの数。一枚なら紙切れだが、束になると意外と重い。

私の娘は中学生時代と同様に、高校でも部活をやっていない。

一緒に通学する娘の友達は、娘より長い距離を歩き、娘と同じ授業で必要な荷物を持った上に部活に使う美術道具を持って通学している。部活の荷物の重さの分、娘よりさらに重い。おそらく15キロ以上はあるだろう。リュックを背負い、両手に手持ちカバンを持っている状態だ。

通学は、もちろん制服を着ているわけだが、通学というシチュエーションだからこの量の荷物が許されると私は思っている。このような通学荷物を私服で持っていたのなら、海外で何週間か滞在したり、やる気満々の家出少女と同じ荷物の量だ。警察に補導(職務質問)されてもおかしくはない。

ただ、制服を着てるから不自然ではないだけだ。


大人でも毎日持つ重さではない

私の基準になるが、荷物は5キロ以内だと思っている。この記事を読んでいる方々のカバンの重さはどれくらいだろうか?ノートパソコンの重量が1キロを切っている時代だ。5キロでも意外と重たい。

職業によって違うと思うが、通勤時に学生と同様の荷物を持ってい通勤している大人は非常に少ない。


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職種によるのだが、日本で一番多いサラリーマンを基準にすると、荷物を軽量化する事は難しくはないだろう。クラウド化も進んでいるし、工夫次第で軽量化は可能だ。家に仕事を持ち帰るイレギュラー要素もあるだろうが、私の娘や他の学生のように、様に荷物を持っているサラリーマンは稀だ。


主婦が毎日食べる食品を買い物するのは重労働という話をよく耳にする。これは食品を買いに行く移動の手間もそうだが、買った物を持ち帰る行為が重労働なのだ。

私は仕事の関係上、食品スーパーに行く事が多いのだが、食品スーパーで売られいる「お米」は様々な量の物が販売されいてるが、主力は2キロ、5キロ・10キロで小売りされている物が多い。

いわゆる地方郊外型のスーパーの場合、自動車で来客する事が多い為、10キロのお米が主力になるが、駐車スペースを持たない都市型のスーパーは、5キロや2キロのお米が主力商品になる。

これは10キロのお米を徒歩で持つのは大変で、徒歩や自転車で持つことが可能な2キロや5キロのお米が売れるからだ。食品スーパーに買い物に行けば、お米以外にも肉魚野菜などを購入するだろうし、お米10キロとプラスして食品を持つのは、女性にはとても重労働だろう。

毎日お米を買う家庭は稀だと思う。学生たちは、お米10キロにプラスした買い物と同じ重量の荷物を、毎日学校へ行きと帰りに運んでいる。


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危険が伴う行為

私は娘に、電車やバスなどでは、背負っているリュックを下すように指導している。

通勤通学ラッシュ時に、リュックは邪魔になる。電車の中などマナー指導の張り紙をがあるが、その通りだと思う。背負っているバッグのスペースが開けば、朝の通勤ラッシュ時のスペースにゆとりができる。その議論に関しての話は割愛するが、ここで説明している問題点と関連することがある。


10キロ以上の荷物を床から持ち上げて背負う


この行為が問題だ。

腰痛で悩んでいる人や、なにかしら持病を持っている人にとって、重たい物を持ち上げるという行為は危険だ。これが『若いから』とか『学生だから』で解決するのだろうか。

幸いな事に私の娘はそのような持病などを持っておらず健康そのものだ。しかし健康に不安がある学生も少なからずいるだろう。重い通学カバンを持つことに対策をうっていればいいのだが、そうでないとしたら成人してからの健康被害が心配だ。


それ以外にも、転倒の危険性もある。

私のが住む地域は雪国で、冬場は路面が凍結するため、普通に歩くだけでも転倒の可能性がある。子供だから身体能力に優れているから平気なのだろうか?働き盛りの大人でも、重たい荷物を持って転倒するのは危険だ。日本の1/3が降雪がある考えると、軽視できない問題である。


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健康面への影響が心配

ほぼ毎日それだけの重量を持って、身体に変化が無い訳がない。スポーツジムへ通う方ならわかると思うが、一か所に重量をかけ続ける運動は体に負担をかける。通学リュックであれば、肩や腰に負担がかかりすぎる。

現代のスポーツ学からすれば、そのことがわからないはずがない。

手ぶらで通学するのより、何かしら荷物を持った方が良いと私は考えている。荷物を持つことは、育ち盛りの年ごろの基礎体力作りになるだろう。

だが重すぎる荷物はどうだろうか。スポーツジムでウェイトリフティングをするようなものだ。学生はボディビルダーを目指しているわけではない。


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健康な青少年だけではない。身体が弱い生徒もいるだろう。大人でも厳しい荷物を持たせるのは健康被害を生む。学生には大人の様に荷物を少なくするという選択肢は無く、学生は持つことがルール化されているのだ。

親が出来ること言えば、軽いカバンを持たせる程度の事しかできない。


私だけかと思ったら、ちょっとした社会問題になっていた


www.nishinippon.co.jp


今後さらに荷物が増え、重たくなる可能性があるとか…

アホか。


解決策は無いのか

解決策と言うほど大げさなものではないが、学校に教科書を置く場所は確保できないのだろうか?

何百人と生徒がいるので、物理的なスペースも限られているのはわかる。家庭学習で使う物は持ち帰ったりするので、管理が大変なのもわかる。しかし、どうにかしてほしい重さなのだ。

今後、教育現場でもデジタル化が進み、このような問題は過去の物になるのは確実だ。だが今現在の学生が、通学バックの重さという問題に直面している。成長期の十代に影響が出ない重さでは無い。男子生徒は耐えられるとして、非力な女生徒には考えられない重さだ。

成長期を過ぎた子供で、義務教育期間を過ぎたものなら私は何も言うことは無い。重たい荷物が嫌なら辞めればいい、大人には選択の自由がある。だが義務教育期間や、高校への進学率が100%近い現状で、子供に選択肢は何もない。


「子供のうちはしょうがない」

「若いんだから大丈夫でしょう」


と思った方は一度、今の学生にカバンを持たせてもらうといい。

私は学生時代、これほど通学バックは重くなったし、学校に教科書を置いて帰ってきていた『よろしくない』生徒だった。

ゆとり教育』時代とは違い、現在は『つめこみ教育』になりつつある。通学カバンの重さも『ゆとり』から『つめこみ』に変わった。

例外はあるだろうが、少なくとも現在の進学校に通う高校生の荷物はとても重い。

学校や行政には今後、解決してもらいたい問題と私は思っている。


終わりに

通学カバンの重さを計るのに、リュックを背負った状態の重量から、持っていない時の重量を引く。そのように計算していたのだが、娘が高校生になりたての頃、カバンの重量を調べてみると、中学と変わりなかった。

明らかに中学時代より重たかったので、不思議に思っていたのだが、その事実が後で判明した。


娘が2キロ体重をサバよんでやがった/(^o^)\


さすが高校一年生の女子(JK1)。だがおとーさんにサバよんでどうするんだ。

お前は乙女かよ\(^o^)/


「学生の荷物って重すぎね?」

という話。


以上、ぬむめでした。


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