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【サッカー】

川崎、“夏男”小林の決勝弾などで快勝 首位と勝ち点4差の単独3位に浮上

2019年7月28日 紙面から

川崎-大分 後半、勝ち越しゴールを決め、中村(左)、登里(右)と喜ぶ川崎・小林=等々力で

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◇J1第20節 川崎3-1大分

 川崎が大分に3-1と快勝、勝ち点38で単独3位に浮上した。川崎は1-1の後半16分、FW小林悠(31)がMF中村憲剛(38)のスルーパスに反応して抜けだし、最後は左足で決めて勝ち越し。同40分にはMF阿部浩之(30)がダメ押しした。大分は勝ち点32のままで5位。

 夏男の真骨頂-。川崎のエースが2戦連続で決勝ゴールを決めた。1-1の後半16分、中村がオナイウのパスミスを拾った瞬間、小林は走り出していた。丁寧なラストパスを送られると、急襲する相手DFが「見えていた。切り返した方がいい」。ダイレクトで打とうとした判断を直前で変えた。右足で切り返し、左足であっけなく沈めた。歴代13位のJ1通算101得点目で拮抗(きっこう)した勝負は決した。

 夏にめっぽう強い。2016年7~9月は9得点、17年は11得点、18年は10得点。今季も7月の3戦で既に2得点。気温の上昇と共に不思議とギアが入り「夏場の試合は大好き。朝、起きると、決められそうな気がする」と笑みが絶えない。疲労の中でも発揮できる決定力こそが自信の源。「連戦の方がありがたい。僕はずっと点を取りたい」と胸を張った。

 逃げ切れずドローなどシーズン序盤は苦戦も、気が付けば、リーグ15戦連続負けなしで“定位置”の優勝争い参戦。1試合消化が少ない中、本命・川崎が首位のFC東京に勝ち点4差と再び迫った。 (松岡祐司)

 

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