松本人志、体質改善できないなら吉本退社　「ワイドナショー」で決意語る

　「ダウンタウン」の松本人志（55）が28日に放送されたフジテレビ系「ワイドナショー」（日曜午前10時）に出演。闇営業問題で明らかになった吉本興業の体質改善を求め「そこを明確にしないなら僕が全員芸人連れて出ます」と吉本退社の覚悟を示した。

　松本は自らも必要性を訴え22日に開かれた岡本昭彦社長の「グダグダ会見」については「０点でしたね」とばっさり切り捨てた。

　さらに「極楽とんぼ」の加藤浩次（50）が、ＭＣを務める「スッキリ」（日本テレビ系）で幹部が刷新されなければ自ら吉本を辞めると言った「加藤の乱」にも言及。この件で加藤と対立しているとも伝えられたが、頻繁に電話でやりとりしていることを明かし「松本ＶＳ加藤」を否定した。加藤には「全然好きに言っていいよ」と伝えたと言い「ＶＳ構造にはなっていない。２人の言っていることはまったく同じ気持ちだが、ゴールが違うので折衷案をいま探っている状態」と強調。加藤には「『スッキリ』に出る」とも言ったという。

　闇営業問題をきっかけに噴出した吉本の体質について、松本は「芸人が一体となって会社に改善（を要求）して、何か悪いことやってるなら正直に全部言ってくれと。そこを明確にしないなら僕が全員芸人連れて（吉本を）出ますわ」と真剣な表情で語った。ＭＣの東野幸治（51）から「まじめな話？」と念押しされると「はい」と答えた。

　「お笑いが好きで吉本が好きで入ってきた子たちを悲しい感じで終わらせたくない」と若手芸人救済の思いを語ったが「だれも付いてきてくれない可能性もある」と笑いを誘うことも忘れなかった。

　それでも加藤ら後輩芸人たちと話し合いを進め「うまく乗り越えたら、今までよりいい会社になる」と期待していた。