中日・松坂が27日、DeNA戦(ナゴヤドーム)で今季2度目の先発登板すると、1回途中、1死を奪っただけで降板した。先頭・乙坂への初球139キロを中前に運ばれ、続く筒香には1ボールから左中間を破られる適時二塁打。横浜高の後輩2人にわずか3球で先制点を許すと一気に崩れた。ソトの右前打で無死一、三塁となるとロペスに左前適時打。続く宮崎こそ一邪飛に打ち取ったが、伊藤光には死球で満塁に。そこから大和に中前にポトリと落ちる適時打を許すと、投手の石田、石川、乙坂と4者連続適時打を許したところで与田監督が交代を告げた。打者10人で8安打、1死球、32球で降板。緊急登板だった三ツ間もソトに打たれ、松坂は計8失点となった。
プロ21年目となった松坂にとって、3分の2で降板したことは2度あっても、3分の1での降板は大リーグ時代を含めて初の自己最短KO。しかも昨年は12打数無安打2四球、今年も1打数無安打と強かったはずの満塁で4連打と歯止めがきかなかった。登板後、松坂は「チームが苦しい中でどうにかしたいと思いマウンドにあがりましたが、このような結果で、申し訳ないです」とうなだれた。