アンフィトリテと挑む木幡育也騎手(20)=美浦・藤沢和、写真=がタイトル初奪取へ強い意欲をうかがわせた。今回が自身重賞騎乗4回目。「重賞に乗せていただけるのはうれしいですね。チャンスが巡ってきたと思うので、馬の特徴をつかんで勝利に導きたい」と闘志を燃やす。
過去3回は2017年フローラSのラユロットが17着(16番人気)、18年東スポ杯2歳Sのトーラスジェミニが12着(13番人気)、19年愛知杯のティーエスクライが11着(13番人気)と結果を残せずに終わっている。今回も強力なライバルがいるが「人気がない時でも、いい結果が出せるように乗っています。ましてや、直線競馬ですから、どの馬にもチャンスがあると思います」と強気な姿勢を貫く。
今回初コンビとなるパートナーは、休み明けだった前走のバーデンバーデンCで11着。それでも「勝った馬からは0秒5差ですし、大きくは負けていません。能力をしっかり発揮させてあげたいですね」と全力プレーを誓う。燃える若武者が芝直線1000メートルの電撃戦を熱く盛り上げる。 (美浦取材班)