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【プロ野球】

日ハム3連勝、タカと1・5差接近 4年目の平沼、プロ1号

2019年7月27日 紙面から

◇日本ハム12-7西武

 日本ハムが乱打戦を制して3連勝を飾った。7-7に追い付かれた直後の6回、渡辺の3点三塁打と石井の適時二塁打で突き放した。5番手のロドリゲスが5勝目。西武は投手陣が踏ん張れなかった。

   ◇

 初めての感触に思わず笑みがこぼれた。1点リードの2回。1軍復帰戦となった日本ハムの平沼が魅了した。西武十亀の直球を振り抜いた打球は右中間席へ。記念すべきプロ1号だ。

 「上がりすぎたかなと…。入ってうれしい」。6月15日の巨人戦(札幌ドーム)で左ふくらはぎに死球を受け戦線離脱。試合後は松葉づえで球場を後にするほどダメージは大きかった。「1週間は歩けなかった。動けなかった分それまでの映像見たり、上半身の筋トレしたり…。だから入ったのかな」。思わず相好を崩した。

 2015年、敦賀気比のエースとしてセンバツV。ただ、プロでは打力を買われた。高校の先輩にはオリックス・吉田正。「別格なので参考にならないですが、あの人くらい強く振れるように筋トレしたい」。いつか追い付け追い越せ-。平沼の志はどこまでも高い。

 チームは7点リードを追い付かれたが、直後に振り切り、後半戦8勝1敗で今季最多の貯金9。7ゲーム差あったソフトバンクとも2週間足らずで1・5差まで縮めた。「相手に関係なくやっていきたい」と平沼。4年目21歳の若武者が、さらにチームを活気づける。 (土屋善文)

 

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