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【高校野球】

海星7盗塁、走りまくって王手! プロ注目・菰野の岡林を攻略

2019年7月27日 紙面から

菰野-海星 1回裏海星1死一塁、二盗を決める山崎(7)。奥は菰野の遊撃手・川上=三重県営松阪球場で(大橋脩人撮影)

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 走りまくって揺さぶった海星が、プロ注目の菰野・岡林勇希投手(3年)を攻略。1998年以来、21世紀初の夏の甲子園まで、あと1勝に迫った。7盗塁で失敗ゼロ。しかも全てノーサインだった。「1番から9番まで走れるので」。森下晃理監督(42)とナインが全く同じ言葉で強調した武器の機動力と、150キロの直球と130キロのスライダーのマシンで強化した打力の掛け算で、4回までに6点を奪った。

 1、3回に先頭打者として出塁し、二盗を決めた山崎颯太外野手(3年)が、本格派右腕との対峙(たいじ)を振り返った。「球は確かに速いけど、捕手とセットで考えてバッテリーを崩す意識だった」。3回には同点のホームを踏むなど威力を発揮した“足攻”に、してやったりの表情だ。

 28日の決勝は、森下監督が「前君が来てくれたほうが、対策はしやすいね」と歓迎していた津田学園との大一番になった。足にスランプはない。東海地区屈指の好投手連破で、頂点に立つイメージはでき上がっている。 (志村拓)

 ▽準決勝

菰野 020000000―2

海星 01140000x―6

(菰)岡林-後藤

(海)中川、水谷、竹内-伊藤

 

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