中日のドラフト1位・根尾は25日、ウエスタン・リーグの阪神戦(甲子園)に「3番・遊撃」で先発出場。大阪桐蔭高で6学年先輩で昨年末から熱望していた藤浪との初対決が実現した。
1回2死走者なしで迎えた第1打席は、大きな拍手と指笛に迎えられると、フルカウントからの6球目、153キロの速球をはじき返すも左飛。4回無死一塁での第2打席は2ストライクからの3球目、133キロの変化球を見逃して三振。2点リードの5回2死三塁で迎えた第3打席は1ボール2ストライクからの4球目、153キロ速球に見逃し三振に倒れた。その後、藤浪が降板したため、先輩との初対決は音無しの3打数無安打だった。
8回1死走者なしで迎えた第4打席では元中日の左腕・高橋聡と対戦。2ボール2ストライクからの5球目、123キロ変化球に空振り三振に倒れた。
この日は昨夏の甲子園を制し、連覇を狙った母校が大阪大会の準々決勝で延長14回タイブレークの末、金光大阪にサヨナラ負け。根尾は試合前「(バスで)移動中だったので見てました」と観戦していたことを明かすと、残念そうな顔を見せていた。