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【芸能・社会】

「加藤の乱」トーンダウン 騒動拡大を謝罪

2019年7月26日 18時11分

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 お笑いコンビ「極楽とんぼ」の加藤浩次(50)が26日、MCを務める日本テレビ系「スッキリ」(月~金午前8時)に生出演。「闇営業」問題に端を発した吉本興業の騒動で、同番組内での「この経営陣が代わらないなら俺は辞める」発言が騒動拡大につながったことを謝罪した。

 この日の番組では、吉本興業が所属タレントと原則として契約書を交わす方針を決定したことを特集。これまで多くのケースで口頭契約だったが、“改革”の姿勢を打ち出した。「辞める」発言を繰り返してきた加藤が、振り上げた拳を一度下げた。

 「僕がこういうことを発言して、事が大きくなっていることは本当におわびと、謝罪したいと思う」

 「覚悟」を持ったテレビでの発言だったが、加藤が吉本興業とたもとを分かった場合の“分裂”報道などが加速。お家騒動が拡大している。加藤は現在の思いも口にした。

 「吉本が変わらなくてもいいとか、『俺は出てくから全然関係ない』ということは思っていない。『どういうふうに、良いふうに変わっていくんだろ』っていうのをしっかり見届けて、意見できる時にしていきたい」

 吉本興業は第三者を交えた「経営アドバイザリー委員会」を設置。来週にも契約問題などをテーマに第1回委員会を開催する。変化の兆しも見える。しかし、加藤は「大崎会長、岡本社長が辞めないと僕が辞める」との発言については、この日の放送でも「覚悟して言っています」と撤回していない。

 「吉本が良くなるという方向に向かうべきだと、みなさんそこは全く変わらないと思う」。同社が改革の動きをみせ、言葉に変化も…。自身の進退問題は、大崎会長との会談を重ねてから結論を出す方針となっている。

 

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