るなむー

のわ… 日中の人が少なそうな時間だというのに、反響多くてちょっと焦ってます(^^ゞ

言葉が足りず誤解を生むかもなので補足しておくと、「同人アニメーターのくせに」と言ったのは「アニメの事を知らないくせにアニメを語るなと私が思ってしまた」の意です 私自身が同人ジャンルを揶揄する意ではけしてないです。むしろアニメ業界の広がりと同じぐらい凄くて素晴らしい世界だと思います

アニメーターの事情も少し知ってほしいので、ついでなのでもう少し語ってみる事に。 本当の事言うと、一番最初に万華鏡を公開した際、EDに載せるスタッフみんなの名前を実名にするかPNにするかで意見が別れたんですね。

スタッフ全員、私と蕨監督とトミーさんの友人を集めて作品を作っているので、うちの作品は紛れもない「同人作品」なわけですが、作り方に関わらず全員がプロだと判ると色々な所から叩かれる恐れがあったし、同人の慣らわしとしてはやっぱりPNが妥当だよね、という結論に。

実はアニメーターはほとんどの人がフリーでやっておられるので（京アニさんやPAワークスさんのような社員アニメーターが多い会社は例外中の例外です。それができるのは凄い事だと思う）、アニメーターは多くの作品に参加しキャリアを積むことで、名前を売って仕事をして行かないといけないんですね。

たとえ私たちのような（業界からはあまり見向きもされない？）同人アニメ作品であっても、本来はスタッフみな－作画さん仕上げさん美術さん撮影さん等々－の実績として世の中に公開されるべきではないか…という現場の願いも、実はありました

私自身は、知り合いづてに代表のみっちゃんから声をかけてもらってキャラクターデザインと作画監督を引き受ける事にしたんですが、最初は『色はPV』を作ったらそれでおしまいだと思っていて、割と気楽にやってましたｗ ボンズの制作に「そっちの方が楽しそうにやってますね」と嫌味も言われたけどｗ

万華鏡が終わればTVシリーズの作監に戻ってキャリアを続けるつもりでおりました 学生の頃の夢は「ニュータイプの表紙を飾る」「ガンダムシリーズのキャラデ」で、実際にGOSICKや妖奇士でアニメ雑誌の見開き版権を描かせてもらっていたので、叶いそうな所まで行けていたと自分では思っています。

ただ、予想以上に東方の界隈で反響を頂いてしまい（我々の活動の最初期をご存知の方はよく知っておられますね。私はボンズではごく平凡な作監の一人だったので、正直このムーブメントはかなり嬉しかったです）1話本編も作って、その後予算が続く限り作り続けてみましょうか、という話になったのです

案の定最初はゴロだとか一部から叩かれましたが、全然儲かっておらずむしろ常に予算不足でサークル存続の危機と分かると、殆ど言われなくなりました(^^ゞ そういう事もあり、そろそろ実名を希望するスタッフは実名でもいいよという話をみんなにはしております（実名表記の方も、少しですがおられます）

なので、私自身も最初の頃よりは自分のキャリアを公言しても良いのかな…という空気にはなっています。 …と、あんまり自分の事ばかり語ってもしょうがないですね。 あくまで話す言葉に説得力をもって聞いて欲しいという保身のツイートでしかないですが、ご理解ください。 長々失礼しました(^^ゞ

沢山のいいねや共感コメありがとうございます 私自身はキャリアは実力不相応だと思っているので評価して貰いたい訳でも全然なくて、それよりぜひ手がけた作品を皆さんに観て喜んで頂きたいです 幻想万華鏡だけでなく、GOSICK、HEROMAN、妖奇士、スタッフ皆で愛情込めて作った作品なのでぜひ観て下さい