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【ドラニュース】

出た!ビシエド1ヵ月ぶり本塁打 天敵・広島野村から適時二塁打も

2019年7月26日 紙面から

広島-中日 6回表1死、左越えソロを放ちベンチで祝福されるビシエド(小沢徹撮影)

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 主砲に快音が戻ってきた。約1カ月ぶりのアーチを放ったビシエド。試合後、バスへ乗り込む前に取材のため立ち止まると「そうだよね。本当に久しぶりだよね」としみじみと語った。

 4点差で迎えた6回1死走者なし。柵越えの意識はなかった。「本塁打がなかなか出てなかったけど、とにかく塁に出ようと思って打席に入ったよ」。1ストライクからの2球目を無心で振り抜くと、打球は左翼席上段に飛び込んだ。6月21日の日本ハム戦(ナゴヤドーム)以来の今季11号ソロ。「いい感触で打てたよ」と納得の一打となった。

 4回には無死一、二塁から左翼へ適時二塁打。今季は試合前まで9打数1安打と抑え込まれていた広島の先発・野村を3打数2安打2打点と打ち込んだ。「失投とまではいかないけど、とにかく甘い球を狙っていたよ」と追い込まれる前にバットを振っていったことが吉と出た。

 昨季は8月にセ・リーグ新記録となる月間47安打を放った「夏男」。その秘訣(ひけつ)は「とにかく汗をかくこと」だと言う。「沖縄キャンプの時から汗をかいて準備をしているんだ。誰も寒い中で野球をやるのは嫌だろう?」とちゃめっ気たっぷり。今季もその本領を発揮してくれそうだ。

 チームはこれで6連敗。ただ、4番に快音が戻ってきたのは吉兆だ。与田監督も「相手チームに1本の本塁打でやられているので、逆をできるようにしないと。10(号)から11(号)が長かったけど、これからどんどん打ってくれるでしょう」と量産態勢に期待を込める。

 

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