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【ドラニュース】

ロメロも止められず…竜6連敗 8連勝のち今季ワースト急降下

2019年7月26日 紙面から

広島-中日 7回裏を前に選手交代を告げ、厳しい表情でベンチに戻る与田監督=マツダスタジアムで(谷沢昇司撮影)

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 中日は25日、広島戦(マツダスタジアム)に4-11で大敗し、2年ぶりの6連敗を喫した。2桁失点は今季2度目。先発のエンニー・ロメロ投手(28)が4イニング1/3を6安打5失点でKOされると、救援陣も打ち込まれた。ダヤン・ビシエド内野手(30)が約1カ月ぶりの本塁打を放つなど明るい兆しも見えた。本拠地に戻る26日のDeNA戦から出直しだ。

 8連勝と上昇した後に来てしまった急降下…。悪い流れを止めることができず、連敗は今季ワーストの6に伸びてしまった。打線が援護できなかった前夜とは一転、この日は先発のロメロが序盤から失点を重ねた。

 「自分が連敗を止めようと必死でいたが、打たれてしまった」。立ち上がりから制球に苦しみ、2回1死一塁から7番・三好に今季初アーチとなる先制2ランを被弾。さらに1点を失うと、5回1死からは菊池涼にもソロを打たれた。続くバティスタに3打席連続の四球を与えたところで降板となった。

 「ちょっとコントロールに苦しんだところはあったが、いいところに投げてもなかなか振ってくれなかった」とガックリ。嫌な流れは中継ぎ陣も食い止められない。ロメロを救援した三ツ間が最初の打者だった鈴木に2ランを打たれると、7回は3番手の谷元も広島の強力打線にのみ込まれた。試合前まで9試合連続で無失点だった右腕がまさかの5失点。チームは6月18日の西武戦(ナゴヤドーム)で16失点して以来、今季2度目の2桁失点となった。

 与田監督も、ベンチで厳しい表情を崩さなかった。「ロメロはもともとコントロールがいいというタイプじゃないが、それにしても今日はうまくいかなかった。バティスタに四球3つ。全く勝負できなかったのは次回へ向けての反省点。(谷元は)もちろん打たれることもあるが、あそこは(6回に)1点返して何とかリズムを変えてほしいというところだった」

 この6連敗は、6試合とも先発投手が序盤に先制されて追いかけるという苦しい展開だった。なかなか歯車がうまくかみ合わず、3位の広島とは4ゲーム差、2位のDeNAとは5・5ゲーム差に広がってしまった。

 マツダスタジアムでは今季7戦7敗。これも何とかしないといけないが、ここでは9月まで試合がない。それよりも、本拠地に戻る26日に何とか連敗を止め、流れを変えたい。

 

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