前回、家内からマキバオーにされてしまった私・・・・

 

 

キムタク

 

 

何とか家内にリベンジしてやりたいと作戦を練っていた。

 

( ｰノｰ)o/"Ω ﾎﾟｸﾎﾟｸﾎﾟｸ…

 

 

(-ﾉ-)/Ωﾁｰﾝ

 

閃いた・・・

 

その為には・・・古いＣＤを探す必要があった。

 

その曲が収録されたＣＤはかなり古く、販売店では入手困難と予測されたからだ。

 

ヤフオクで探し回った・・・

 

あった！しかし終了は5日後・・・

 

かなり待ち遠しい・・・私は最高額を入札して期日を待った。

 

期日が到来してやっと落札、出品者とやりとりして入金して・・落札してから入手までやはり５日くらいかかる。

 

一日千秋の思いで、到着を待った・・・心はリベンジの瞬間に飛ぼうするのを辛抱強く抑え込む・・・

 

作戦開始から既に10日経過している

 

まだだ・・・家内に気づかれては全てが終わる・・・

 

そして待望のＣＤが届いた・・・

 

でも、そこからもう一工夫必要である

 

私はＣＤをパソコンにセットした。

 

そして編集作業にとりかかる。

 

作業はＣＤの音声をリッピングして、さらにエンコード・・・ガラケーの着うたに設定できるようにせねばならない

 

しかも、その曲の最初に流れるイントロが邪魔・・・その部分を切り捨てる・・・完成、

 

 

何度か聞き直したが、いい具合に仕上がった

 

しかし、まだ終わらない。ガラケーはスマホのように曲を簡単にコピーできない。

 

そこで予め登録しておいた、動画投稿可能な掲示板を開き、パソコンからアップロードする。

 

そして、同じページをガラケーで開いてＤＬせねばならなかった。

 

何と手がかかる事か・・・・

 

そう思いつつも自分のガラケーでＤＬして、視聴する・・・

 

よっしゃ！完璧・・・ここまでが仕込みである。

 

夜、家内が帰宅した。

 

私：ちょっと携帯貸してくれ

 

家内：いいけど、何するの？

 

私：いつもの点検だよ

 

家内のガラケーを預かる。急いで自室にこもり、例の掲示板にアクセス・・・

 

無事曲をＤＬして、指定着信音で私の携帯番号からの電話のみ、その曲を指定する

 

こうしておけば、私が家内に電話をかけない限り家内は私の仕掛けに気づかない

 

私は静かに家内にガラケーを返して、あとは知らん顔していた

 

決行は明日の日中、覚悟してろよ！！

 

 

そして翌日、私は通常の業務を行っていた。

 

かなり忙しい日で、朝から業務に忙殺された。

 

やっと、一段落つけて時計を見ると、時刻はＡＭ11：00

 

頃合いである

 

 

私は家内に電話をかけた。

 

「プルルル・・・プルルル・・・・」

 

私のスピーカーからはこう聞こえている。

 

しかし、家内のほうではこれが聞こえる

（音出し注意）

 

 

 

10秒ほどコールして、「ガチャッ」と家内が電話をとる気配がしたとき一方的に電話を切る。

 

家内が電話を折り返すがわざと出ない

 

何回か繰り返したあとに再コール・・・

 

また、「ガチャッ」で電話を切る。

 

家内が折り返す。出ない。

 

またこっちからかける。

 

これを何回も繰り返した。

 

これによって家内の会社の事務所では「ヘーコキましたね」が大音響でたっぷり流れる事になるのである

 

 

私は仕事に戻り、自分の作戦をやり遂げた達成感に浸りつつ、業務を遂行した。

 

 

しかし、私が退社して帰宅したときには昼間の仕掛けなど完全に忘れていた。

 

「ただいま～」と普通に挨拶してリビングに座る。

 

 家内：・・・・・・・→怨嗟の視線で私を見ている。

 

私：何だ？

 

家内：何よアレ？超恥かいたじゃないの！

 

 

私：ん？旅の恥はかきすてって言うだろ？

 

家内：旅してないし！

 

私：まぁ思えば不幸な事故だったな・・・

 

家内：事故じゃないし！絶対ワザとでしょ！

 

私：今日はやけに機嫌が悪いな・・・眠いのか？

 

家内：赤ちゃんじゃないし！！

 

 

私：じゃあ、お客さんか・・・今月は早いな・・・

 

家内：もう！茶化さないでよ！いいから、着うた元に戻してよ！

 

私：何だ？お前自分で戻せないのか？

 

家内：できないよ！

私：だったら、そのままでいれば？

「♪もっと～自由に～もっと～素直に～強がらないで、そのままの君でいいんじゃない？」

って、岡本真夜も言ってるだろ？

 

家内：もう！今日は大変だったんだから・・・・

 

私：何が？

 

家内：私、今日はジーンズの後ろポケット（いわゆるケツポケット）に携帯入れてて・・・

 

私：それで？

 

家内：そしたら、仕事中に突然「プゥ～～」って・・・皆一斉に私のお尻見るし・・・

 

私：で？

 

家内：「違う違う！！私じゃない！」って慌てて言ったけど、皆「アンタじゃん」って

　　　　　私も「私だけど、私じゃない」とか言ってしまって・・・・

　　　　　　もう、皆爆笑してるし・・・

 

私：お前も芸がないなぁ

 

家内：何が？

 

私：皆がお前のケツ見たんだろ？

 

家内：それが何よ？

 

私：一言言ってやりゃいいのに・・・

 

家内：何を？

 

私：♪馬鹿が見～る～　　ブタのケ～ツ～ってさ

 

家内：失礼ね！ブタじゃないし！

　　　　てゆうかそんな暇ないし！

　　　　その後、♪ヘーコキましたねとか曲が流れて、皆また大爆笑だし！！！

 

 

私： (o_ _)ノ彡☆バンバン　ギャハハハ 

 

こうして、私は溜飲をしっかり下げさせて頂いたのです。

 

祝！！リベンジ成功！！

 

ちなみに家内には、私をマキバオー呼ばわりした罰として、その日から一か月以上着うたはそのままという刑を科しました。

 

人を笑わば穴二つと昔から言いますので・・・ハイ

（正確には「呪わば」です）