子どもの叱り方って難しいですよね。
叱りすぎてもダメ。けど、叱らないのもダメ。
私自身も3人の小学生の男の子がいます。
私はとても感情の起伏が激しいタイプの人間なので、
あるときまでは自分の感情のままに“怒る”ことの方が断然多かったです。
(もちろん全く怒らなくなったってわけではないです!)
そのある時というのは、スイミングスクールで子どもたち(2歳~12歳)に泳ぐことを教えるインストラクターの仕事を始めた時のことです。
4年間働いていましたが、いろんな年齢・いろんなタイプの子どもたちと出会うことができました。
その中で、“叱る”という重要性をすごく学びました。
これから、実体験・感じたことなどを書かせて頂きます!
少しでもみなさまのお役に立てれば嬉しいです!
そもそも“叱る”と“怒る”の違いって?
“叱る”・・・相手のためを思って伝える行為。
“怒る”・・・相手の気持ちを無視して自分の思いをぶつける行為。
例えば一つ例を挙げてみましょう!
小学生の男の子が机の上に置いてあるジュースをこぼしました。
パターン①『もう!何やってるの!なんで倒したの!ジュースこぼしたらベタベタするじゃない!ボーッとしてるからでしょ?』と言う母親。
パターン②『どうして倒れちゃったかな?倒れないようにするにはどうしたらよかったかな?』と言う母親。
パターン①とパターン②どっちが“叱る”でどっちが“怒る”かわかりますか?
正解は、パターン①が“怒る”、パターン②が“叱る”です。
いくら母親でも、人間です。感情のない人間はいません。
絶対に子どもに怒るな!というのも無理がありますし、我慢ばかりしていたら精神崩壊してしまいます。
ただ、本当にやってはいけないこと・本当に危ないことなどはしっかりと“叱る”と言うことはとても大切です。
☆どうやって叱ったらいい?
どうやって叱るか?というよりは、
どういう声かけをしてあげれば次に同じ失敗をしなくなるか?
を考えることが大切だと思います。
例えば先ほどのジュースをこぼした例でいくと、その時の状況にもよりますが、
机の端の方にコップを置いていて、腕が当たってこぼしたなら、
『じゃあ次はどこに置いたら今みたいなことにはならないかな?』
と問いかけます。この時に重要なのが、こちらが答えを用意してはいけません!
あくまで子ども自身に“どうしたらよかったのか”と言うことを考えさせます。
その考えるという行為が大切だと私は考えています。
こちらが答えを用意してしまうと、きっとまた次に同じことをすると思います。
しかしこの問いかける行動については、あくまで子どもに危険がない状況の時です。
例えば、赤信号で道路を渡ろうとして危うく車にひかれそうになった。など、
危険のある状況の時に、悠長に問いかけてる場合ではありません!
そんな時はまず子どもが無事だったことを喜んで抱きしめてあげてください!
そして、落ち着いてから、何がダメでだからこうなって次からはこうしなきゃならない!と一生懸命に真剣に目を見て伝えてください。
小さな子どもに“叱る(問いかける)”って意味がある?
もちろん、意味がある!と私は思います。
まだ自分の気持ちを言葉で表現できない赤ちゃんには、ながながと言っても伝わるのは難しいと思います。
だから、赤ちゃんがやってはいけないことをしたら『めっっ、よ。めんめ!』など言いますよね。短い言葉でわかりやすく伝える、いい言葉だなぁと私は思います。
ただ、少しづつ言葉がでてきて、しゃべれなくてもこちらの言うことが理解できるようになったら、危険なことをしたとき・ダメと言っていることをしたときなどは、
しっかりと目をみて叱ることは大事だと思います。
もちろん小さな子どもが一回で理解して次からはしなくなる。ということはハッキリ言ってないに等しいです。
けど、伝え続けることが大切ですね。
じゃあ男の子ってどう叱ったらいいの?
端的に。理論づけて。
だと私は思っています。
例えば、ガスコンロの火。
ちょっと目を離した隙に触ってた。という経験をした人も少なくないと思います。
けど、間違いなく危ないです。火傷ですめばまだマシ。
一歩間違えれば大火事にもなりえます。
どうやって叱るのか?
ただ『ダメ!』というだけでは、伝わりません。
どうしでダメなのか?これをしたらどーなるのか?ということを端的に伝えてあげなければなりません。
『これ触ったら、火傷するよ?痛いよ?だからダメなんだよ?』
という感じで伝えてあげればいいいのです!
そしてこの時に重要なのが、やはりしっかり目を見て伝えることです!
叱る時に限らずですが、人と話する時はやはり目を見てがとても大切だと思います。
最後に
私の経験をもとに書かせていただいたので、
あくまで一個人の考えとして読んでくださってたら幸いです。
そして、この記事を読んでくださったことによって少しでも今後の子どもへの“叱り方”が変わってくださるママたちが増えれば嬉しいです!