NHKの木田幸紀放送総局長が24日、東京・渋谷の同局で定例会見を行い、来春放送の朝の連続テレビ小説「エール」から土曜日をやめて毎週5日の放送に変更すると発表した。放送時間は変更せず、土曜日に何を放送するかは「今後議論して決める」としている。
変更理由は高精細の4K放送による制作負担増加や働き方改革を挙げ、同総局長は「土曜日に新作を放送できないのは残念だけれども、働き方改革を進める中で疲れ切った状態は好ましいことではない」と話した。
また京都アニメーションの放火殺人事件があった18日、午前11時からNHKが取材予定だったことを明らかにした。両社で制作する来年放送予定のパラスポーツアニメ「アニパラ」準備のためで、今後の制作への影響は不明。同総局長は「大事なパートナーに大変なことが起こった。心が痛い」と話し、京アニ側の状況を見守りながら協力する姿勢を示した。