トップ > 中日スポーツ > 大リーグ > 紙面から一覧 > 記事

ここから本文

【大リーグ】

大谷、代打でマエケンから先制タイムリー

2019年7月25日 紙面から

2回に前田(右手前)から先制の適時右前打を放った大谷(左奥)=ロサンゼルスで(社英夫撮影)

写真

◇エンゼルス5-4ドジャース

 大リーグは23日、各地で行われ、エンゼルスの大谷翔平選手(25)は敵地のドジャース戦で2回に代打出場。前田健太投手(31)から右前に先制適時打を放った。そのまま退き、1打数1安打で打率を3割ちょうどに戻した。前田は4イニング1/3で95球を費やし、4安打3失点。自身5連敗で7敗目(7勝)を喫した。試合はエンゼルスが5-4で競り勝ち、3連勝。球宴以降の後半戦を8勝3敗とした。

 先発でも怖いが、代打はさらに怖い。大谷は指名打者制がないナ・リーグ本拠地のため先発から外れ、2回2死一、二塁で代打で登場。前田がカウント1ボールから投じた内角の93マイル(約150キロ)直球をジャストミートした打球は、初速97マイル(約156キロ)の火の出るようなライナーで、右前に抜ける先制タイムリー。試合前に「代打の1打席でしっかり結果を出したい」と語っていた通り、有言実行となった。

 エンゼルスはオープナーとして本来は救援のコールを先発マウンドに送った。そのため、投手の第1打席に代打での起用を視野に入れ、オースマス監督は大谷に「早めに準備するよう伝えておいた」と言う。

 6月11日の前田との直接対決も、1回に右中間へ先制ソロを放ち、これで今季の対戦成績は3打数2安打、1本塁打、2打点。昨季と日本プロ野球時代を併せると、通算で12打数4安打となった。今季は花巻東の先輩・菊池も7打数3安打、1本塁打と打ち込んでおり、これで今季の対日本投手は10打数5安打、2本塁打という「日本人キラー」ぶりだ。

 これで、今季は代打で7打数3安打、メジャー通算でも30打席で打率3割4分6厘(26打数9安打)、2本塁打、5打点。難しい準備を強いられる一発勝負の打席でも、集中力の高さを見せつけている。

 

この記事を印刷する

閉じる
中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ