2017/12/28
これで高額請求の心配なし! 意外と知らない「海外でスマホを使う時」の設定と注意点
渡航先で地図を確認したり、調べ物をしたり、同行者と連絡を取り合ったり。スマホはいまや海外旅行や海外出張の必需品といえるだろう。ただ、海外に不慣れな人にとっては料金や設定など、わからないことが多い。「国内と同じ感覚で使っていたら、帰国後に高額請求が来るんじゃないか?」などと不安を抱えている人もいるだろう。
そこで、海外でスマホを使う際の注意点や便利に使うコツを、成田国際空港のKDDIカウンターで聞いてみた。
「どう使いたいか」によって設定方法は変わる
――こちらのKDDIカウンターに来るお客さんはどういった方が多いですか?
「出国前にスマホの設定の確認のために来店される方がほとんどです。私たちはそういった方に渡航先と希望される利用方法をお聞きしたうえで、最適な設定方法をご案内しています」
――お客さんが希望される利用方法にはどのようなものがありますか?
「『カメラや時計機能だけ使いたい』『通話だけできればいい』『海外でも国内と同じように使いたい』などさまざまです。海外でどういうふうにスマホを使いたいかによって、ふさわしい設定方法は異なります」
カメラや時計機能だけ使いたければ「機内モード」に
「『海外ではカメラや時計機能だけ使いたい』という場合は、渡航中は終始、機内モードにしておきましょう。そうすれば通話料もデータ通信料金も一切発生しません。
なお、機内モードでもWi-Fiは使えますので、Wi-Fiをオンにすれば、Wi-Fiの使えるホテルや機内でインターネットに接続することができます。Wi-Fi ルーターをレンタルしている場合も同様です」
通話だけできればいいならデータローミング設定をオフに
「『海外では通話だけできればいい』という場合、iPhoneならモバイルデータ通信と4Gをオフに、Androidならデータローミング設定をオフにしてください。そうすることで、海外におけるデータ通信料金の課金を回避できます。
※機種やOSのバージョンにより表示が写真と異なる場合がございます。ご不明な点がございましたら、空港のKDDIカウンターにお立ち寄りください。
なお、データローミングをオフにしてもWi-Fiを利用してインターネットに接続できます。
海外での通話の注意点としては、渡航先で同行者に電話をかける際も国際発信が必要なこと。日本からの電話を受ける際は、いつもの番号で受けられますが、受けた側にも料金がかかるのでご注意ください」
国内と同じようにスマホでインターネットも使いたいauユーザーは「世界データ定額」アプリをダウンロード
――できることなら、海外でも国内と同じようにスマホを使いたいのですが、料金が高額にならないか不安です。
「auでは、150以上の国・地域に対応した『世界データ定額』というプランがあり、24時間毎980円の利用料の定額で、日本のデータ量をそのまま海外でお使いいただけます。これはいま海外に行かれるお客様にいちばんご利用いただいているプランです。
『世界データ定額』の利用方法は簡単です。出国前にアプリをダウンロードして初期設定しておき、渡航先に到着後、利用開始のボタンを押すだけ。
あとはいつもと同じようにスマホを快適にご利用いただけます。事前申込などの面倒な手続きは必要なく、料金は定額なので安心です。
『世界データ定額』の注意点としては、国内でご契約のデータ定額サービスのデータ容量をそのまま使うことになるため、容量上限を超えると速度制限がかかり、低速(128kbps)になります。
『世界データ定額』は150以上の国・地域に対応しているので、お客様の渡航先の大半をカバーしていますが、対応していない国や地域もありますので、出国前にホームページなどでご確認ください。
また、au STAR会員の方は、毎月1回、24時間分を無料で『世界データ定額』をご利用いただけます。まだ会員でない方はぜひご加入ください」
海外でのスマホの充電に変圧器は不要
――ほかに海外でスマホを使う際の注意点があれば教えていただけますか。
「海外での充電に関して不安に思われる方も多いようです。auのスマホの充電器はすべて100V-240V対応なので、渡航先がどこであれ、変圧器は不要です。ただ、国や地域によってプラグが異なりますので、渡航先のプラグの形状にあわせて変換アダプターをご用意ください」
なお、KDDIカウンターは成田国際空港のほか、羽田空港国際線ターミナル3F、関西国際空港第1ターミナル4F、中部国際空港3Fにもある。いずれの店舗でも、スマホの設定の相談、変換アダプターやモバイルバッテリーの販売のほか、au WALLETプリペイドカードの申し込みやチャージ、KDDIスーパーワールドカードやNINJA SIMの販売、auの料金収受など各種サービスを行っている。事前予約は不要なので、海外でのスマホの設定に困った際は出国の前にぜひ立ち寄ってみてほしい。
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・成田空港KDDIカウンター(第1ターミナル/4F、第2ターミナル/3F)
・東京国際空港(羽田)KDDIカウンター(3F)
・関西国際空港KDDIカウンター(4F)
・中部国際空港KDDIカウンター(3F)
※空港内の場所など詳しくはコチラ
文:TIME & SPACE編集部
撮影:稲田 平
※掲載されたKDDIの商品・サービスに関する情報は、掲載日現在のものです。商品・サービスの料金、サービスの内容・仕様などの情報は予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。