【海外STANDERD】スタン落ち直前!メタデッキで戦いたい!フーパブラッキー!

【レギュレーション】

海外スタンダード:〜Unbroken Bonds(2019年7月現在)

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こんにちは!現在PTCGOおよび海外環境ではスタンダードレギュレーションのカードプールが変更になる「スタン落ち」を1ヶ月後に控えています!これはポケモンカードの世界大会WCSから施行されるものでおそらくPTCGOでも同じ日程にスタン落ちするものと思われます.

 

そこで!今回は現在の海外スタンダード環境に対するメタデッキをご紹介致します!

実際自分で使っていてかなりの勝率が担保されているため残りのスタンダード環境でぜひ使ってみてください!

 

【注意】本レシピの原案は他の方が作成されています.本記事ではそのレシピを海外環境に合わせてアレンジしたものと海外環境での大まかな立ち回りを紹介致します.また原案作成者の方から記事の削除をお願いされた場合,本記事は削除いたします.またこのページの最下部に作成者のnoteへのリンクがあるため購入をお勧めします.

 

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では今回使っていく軸となるカードを紹介します!

 

フーパとブラッキー,両方とも悪タイプの非GXポケモンです.

フーパはShining Legend で登場したポケモンで特性「バンデッドガード」が非常に強力で相手のポケモンGX・EXから技のダメージや効果を受けません.同じような特性を持っているポケモンの中で簡単に場に出しやすい「たねポケモン」でありながら,スタジアム「無人発電所」で特性が止まらないのはフーパだけです.

ブラッキーはLost Thunder で登場したポケモンで技「かたきうち」によって悪エネルギー1枚で条件付き120ダメージを出すことができます.進化元のイーブイ( Sun & Moon 収録)も優秀で特性「エナジー進化」によって基本エネルギーを手札からイーブイにつけたときに山札からつけた基本エネルギーと同じタイプのイーブイから進化するポケモンを山札から進化させることができます.この特性によってイーブイを場に出したターンにブラッキーに進化して技「かたきうち」を打つことができます

 

基本的にはポケモンGX・EXメインの相手のデッキに対してフーパで詰ませることをメインの勝ち筋にしています.そのために相手のデッキ中のフーパを突破できる非GXポケモンをブラッキーで倒していきます.

現環境はGXポケモンを主体にしたデッキが非常に多いため基本的にこの勝ち筋を追っていきます.Unbroken Bondsリリース当初はレシラム&リザードンTAG TEAMGXの数もあまり多くなかったものの最近はかなり数を増やしています.またピカチュウ&ゼクロムTAG TEAMGXやサーナイト&ニンフィアTAG TEAMGX,ゾロアークGXやウルトラネクロズマGXなども以前と変わらず環境に多いです.「非GXが多い」と言われているPTCGOですがそのアーキタイプには限りがあり,環境に多い非GXポケモンに強いこともこのデッキの長所です.

 

このアーキタイプはフーパとブラッキーという大きな軸は変わらないもののサブアタッカーの採用カードによって2種類の構築に分かれます.それが「ジュゴン型」と「ミカルゲ型」です.どちらにもそれぞれの良さがあるものの個人的に扱いやすいと考えている「ミカルゲ型」の紹介をしていきます!

 

では,デッキレシピがこちら!

 

【デッキ解説】

ポケモンの説明などは先ほど説明したのでここでは原案との違いについて説明します!

  • グッズ「リセットスタンプ」 2 → サポート「ジャッジマン」2

単純な理由でグッズ「リセットスタンプ」がまだ海外環境では収録されてないからですね!笑
大事な相手の手札干渉手段です!このおかげで不利なデッキに対しても勝てる可能性が高くなります!
強いカードなので2枚使う対戦はそこそこ多いです.自分が事故る可能性もありますが基本フーパがいれば待てることも多かったり,ドローソースのサポートも多いため比較的リスクは低いです.

  • グッズ「フィールドブロアー」1

非GXポケモンが多いPTCGOで勝ち筋を広げられる大事なカード.主にマタドガスに貼られるポケモンのどうぐ「のろいのおふだ」,ズガドーンに貼られるポケモンのどうぐ「願いのバトン」,ジラーチに貼られる「エスケープボード」を剥がすために採用.特にマタドガスに対しては大事なタイミングで「のろいのおふだ」を剥がせると勝ちをグッと引き寄せることができます.

  • スタジアム「喰い尽くされた原野」3 → 4

1番好みによって枚数が変えられそうなところ.ただ序盤からずっと場に貼っておきたいスタジアムであるため,スタジアムを先貼りすることが多いです.そのためスタジアムの張り替え合戦に勝てるように最大枚数入れています.ただ悪タイプ軸のデッキはスタジアム「ブラックマーケット♢」が警戒されるため相手がスタジアムカードを温存することもあり「喰い尽くされた原野」が残ることも多いです.

 

採用カードの変更は基本的に非GXポケモンに対しての勝ち筋を増やすことのできるカードが中心です!

スタジアム「ブラックマーケット♢」は非常に強力なスタジアムですが,受動的なスタジアムであるため依存しすぎるのは非常に危険です.ただ採用しているとギリギリの試合で逆転の札となり得るため使い所が重要です.

【有利なマッチアップ】

基本的にベンチ管理が非常に重要です.相手がGXポケモン中心でもフーパ以外の場のポケモンが全て倒されるとサイドを取りきられるのであれば意味がありません.常に「相手が取れるサイドの枚数」を意識してベンチ管理をしましょう.

  • GXポケモン軸
  1. レシラム&リザードンTAG TEAMGX
    レシラム&リザードンTAG TEAMGXは「ブルー型」と「テテフカキ型」とありますが,サポート「ブルーの探索」から展開していく「ブルー型」の方が警戒が必要です.海外構築ではグッズ「カスタムキャッチャー」やグッズ「ミックスハーブ」などの2枚手札に揃うことで強い効果を発揮するカードが採用されていることが多く,それらを簡単に集められる「ブルーの探索」は非常に強力です.非GXポケモンを倒すためにベンチに準備するイーブイも1体しか準備していないと「カスタムキャッチャー」で倒されてその後返せなくなってしまいます.そのためベンチのイーブイ1体は倒される前提でイーブイを2体並べておくのは重要です.また非GXポケモンのアタッカーであるボルケニオンも「ブルー型」では3〜4枚採用されていることが多い点は注意です.また本来ボルケニオンの技は最大110ダメージでHP120のフーパは攻撃を1度耐えることができますがサポート「ククイ博士」で打点の調節をしてくるのでこれにも注意が必要です.他のアタッカーとしてウインディも時々いますがダメカンが4個乗ったミカルゲの技で倒せるように準備しておきましょう.(基礎点10+追加120+スタジアムの効果+10=140)
  2. ピカチュウ&ゼクロムTAG TEAMGX
    非GXポケモンのアタッカーとしてサンダーが採用されていますが安定してフーパを倒せる火力は出ないためブラッキーを絡めながら上手く倒して行きましょう.サンダーの枚数は最大3+グッズ「レスキュータンカ」での再利用まで考えておけると上手く戦えます.
  3. サーナイト&ニンフィアTAG TEAMGX
    アタッカーがサーナイト&ニンフィアTAG TEAMGXだけならフーパを場に出せれば勝ち.1番警戒が必要なのが「ゼルネアス♢」でHP160かつ悪抵抗を持っている非常に厄介なポケモン.ブラッキーを絡められると2回で倒せますがサポート「アセロラ」やグッズ「まんたんのくすり」を使われると非常に手厳しいのでサポート「ジャッジマン」で相手の手札に干渉することも重要.基本的に非ポケモンGXは1,2体しかいないためサイド5枚取らせてもいいのでゼルネアスを倒しきりましょう.(ゼルネアスは通常ゼルネアスとゼルネアス♢の2種類いますがどちらも採用され得るカードです)
  4. ゾロアークGX軸
    一番警戒が必要なのはメタモン♢でその次はベトベター.またパウワウも1体目はいいものの2体目を許してしまうと技「デュアルブリザード」でフーパが2体倒されるのでサイドを取り切られてしまうので注意.またシルヴァディGXが入っている構築では進化前のタイプ・ヌルがアタッカーになるため合わせて注意が必要です.
  • 非GXポケモン
  1. ジラーチサンダー
    今やジラーチはどのデッキにも採用されるカードであるため海外では「Zapdas」デッキと呼ばれています.確かに「テテフゾロアーク」とか「テテフレシリザ」なんて言わないですもんね!笑
    一応ここでは分かりやすさのために「ジラーチサンダー」と表記しますが...笑
    サンダーは1エネで80ダメージ出せるコスパのいいポケモンでありながら非GXポケモンに80ダメージ以上のダメージを出そうと思うとグッズ「エレキパワー」を使うしかありません.そのため「エレキパワー」の枚数に注意しながら戦っていきます.フーパは「エレキパワー」2枚,ブラッキーは「エレキパワー」1枚で倒されるので覚えておきましょう.1枚目のサイドは相手に取らさせてしまってもいいのでこちらのポケモンが倒された次のターンはこちらも確実にサイドを取るようにしましょう.後半相手がサイドを取れなくなったタイミングでグッズ「カウンターキャッチャー」+フーパでジラーチを倒していけるとサイドレースで逆転していけます.また相手がサイドを取るための要求札が多いタイミングでグッズ「フィールドブロアー」で相手のジラーチのポケモンのどうぐ「エスケープボード」を剥がしたり,サポート「ジャッジ」を使うことで返せなくしたりするプレイングも効果的です.
  2. マタドガス
    今のPTCGOの非GXポケモンメインのデッキでもっとも多いと言っても過言ではないアーキタイプがこのマタドガスです.ただマタドガスにはブラッキーが一方的に有利で,マタドガスに対する勝率の高さがこのデッキの強さでもあります.基本的にはブラッキー単騎で戦いますが序盤にHPの低いミカルゲを置いておくと相手に早い段階でサイドを取らさせることができます.これによってカウンターエネルギーの追加効果を発動させずに試合を進めることができます.マタドガスへの勝率をあげるには2体目のブラッキーを出すタイミングが非常に重要になります.マタドガスのベンチへのバラマキ技はベンチポケモンにダメカンがすでに乗っていないとダメージを与えることができません.そのためイーブイをベンチに出すタイミングで悪エネルギーをつけてそのまま進化することでマタドガスの特性によってイーブイにダメカンが乗ることを防ぎます.ただし新しいブラッキーを出したタイミングでポケモンのどうぐ「のろいのおふだ」のついたマタドガスを倒してしまうとベンチのブラッキーにダメカンが乗ってしまいます.そのためバトル場のブラッキーのHPに余裕がありグッズ「フィールドブロアー」がない場合は新しいブラッキーを出すターンを遅らさせることもあります.ただし,バトル場のブラッキーが倒されると負けなので次のターンにHPに余裕のあるブラッキーを倒せるポケモンがいないかの確認をしておくことが重要です.例えばヨーギラス(ブラッキーにダメカン3個乗っていればきぜつ),エネの1枚ついたヤレユータン(最低で80ダメージ),マーシャドー(30ダメージ),フロストロトム(こちらの場のエネルギーに依存)など.これらの中でもヨーギラス,ヤレユータンはダブル無色エネルギーでも技が打てるので序盤から警戒が必要です.プレイングを間違えなければ序盤で多少事故があっても勝てるマッチなので慎重にプレイしましょう!
  3. ズガドーン
    序盤からしっかりアタッカーを準備しましょう.サイド逆転のカギはやっぱり「ジャッジマン」.スタジアムの張り替えとグッズ「フィールドブロアー」でのポケモンのどうぐ「ねがいのバトン」剥がしが重要ですがそれらを行うタイミングはもっと重要なので焦ってリソースを消費してしまわないように注意.スタジアム「ヒートファクトリー♢」が残ったままの「ジャッジマン」はやっぱりなかなか通らない...
  4. ギラティナ
    ウルトラネクロズマGXもアタッカーで採用されていることが多いですがGX技「めつぼうのひかりGX」が打てるタイミングのベンチ管理だけ注意.この技で倒されてもブラッキーの技「かたきうち」の威力は上がらない.対ギラティナはこちらのベンチのアタッカーが枯渇しなければ比較的有利に試合を進めることができます.ただ今までと異なりこのマッチアップだけはサイドを先行していきたいです.2ターン目に確実にサイドが1枚取れるようにエネルギーを貼りましょう.フーパはギラティナの攻撃を抵抗力込みで耐えることができるのでフーパスタートした時は強気にバトル場のフーパにエネルギーを貼ってもいいと思っています.フーパはギラティナの攻撃を1回耐えるもののギラティナの特性「やぶれたとびら」でダメカンを乗せられてしまうと1撃で倒されるようになってしまいます.そのため次のフーパをベンチに出すターンはギラティナ以外を倒せてフーパにエネルギーも貼りたいです.これができるとかなりサイドレースは有利になります.このマッチアップもジラーチの「エスケープボード」をタイミングよく剥がせると相手のテンポを遅らさせることができることがあります.


【不利なマッチアップ】
全て非ポケモンGX主軸のデッキです.具体的にはアローラナッシーハピナス.どちらもHP160のためミカルゲの最大ダメージで倒すことができますがそれ以外で1撃で倒すのは手厳しいです.逆に相手の攻撃はこちらのポケモンを全て1撃で倒せることが多いためかなり厳しいです.この2つに対してはスタジアム「ブラックマーケット♢」でサイドを逆転するか「ジャッジマン」で相手の事故を願うしかありません.それでも何ターンも猶予がもらえるわけではないので序盤から中盤で相手に先行されながらもベンチのたねポケモンを倒し続けることでなんとかサイド差を大きく広げられないようにしたいです.
ただしアローラナッシーの関しては「ジュゴン型」フーパブラッキーならタマタマメタモン♢ツボツボを同時に倒すことで有利に試合を進めていける可能性もあるのでそういった点で「ジュゴン型」の強みを感じますね.



いかがだったでしょうか.日本の公式大型大会である「CL京都(チャンピオンリーグ京都)」で有名プレイヤーが使用したことで認知されるようになったフーパブラッキーですが,個人的にとても好きなアーキタイプでUnbroken Bondsリリース直後からPTCGOで使いはじめていました.Unbroken Bondsリリース直後こそエビサワカポエラーやズガドーンなどの非GXポケモンも多くいましたが,その後の海外大会を通してTAG TEAMポケモンの強い構築の研究が進み環境にGXポケモン主軸の構築が増えたのではないかと思っています.

 

個人的に立ち回りが繊細で難しいと感じているのですが慣れると安定して勝率を取ることができ,頭の使う非常に楽しいデッキですのでぜひ使って見てください!


【レシピ参考】

以下レシピ原案作成者のnoteのリンクです.非常に評判が高く2番煎じの無料記事よりも作成者の有料記事の方がよっぽど有益なので購入をお勧めします.

なお,私はこの記事を購入するためにiTunseカードを購入しましたが,iTunseポイントでは購入出来ず手続きが面倒で諦めました.iTunseポイントでnoteの購入ができるようになったら真っ先に買いに行くのでnote運営の方よろしくお願いします.