脚本家は正気か? なんだろこれ、「犬は奇形的に人間に依存させられてるかわいそうな動物だ」とか主張したいのか。いやそれならそれで、他に表現のしようがあるだろ。敵から自分を助けて傷だらけになった犬のフレンズを無視して心が疼かないとか、主人公キュルルのサイコパスっぷりが極まっている。
あの鉄壁の無感情はあれっすかねー。ロボトミー手術でも受けてるのか、こいつ。それか脳の感情中枢に腫瘍ができてる「ビデオドローム」設定とか。実はロボットという「エイリアン」設定かも。
あと長くなるので細かく指摘はしないが、とにかく各話全体に雑。キャラの動かし方から脚本、演出まですべて。ニンゲンを探したくて追手を放ち、ここまで各話引っ張ったイエイヌの主要シーン、この肩透かしの1話で終わりすかw どういうドラマツルギー?
まあ考えてみれば、けものフレンズは、最初のゲーム、次のコミックと、全部失敗作だった。最後のアニメだけ、たつきの力で奇跡の大復活を遂げただけの話。なのでけものフレンズ2は、本来のけもフレのポテンシャルに戻っただけなのかもしれない。
そのへん見通し甘くて今さらけものフレンズとコラボしてる企業は見る目ないわ。「終わった」感ものすごいのに。とはいえまあ前作の盛り上がりを受けての2だから、普通に作ればそこそこ損しないくらいにはなったはず。というか当方もそう思ってたよ。あれだけの遺産を一気に食い潰すとか、どんな無能でもなかなかできることじゃない。むしろ狙ってるのではとか、ありもしない裏を探りたくなる始末だからなー。
けもフレ2、誰が仕切っているのだろうか。プロット段階できちんと整えとかないと駄目だろうに。奇跡の大ヒットという過去を台無しにするなんてな。もったいない。
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- 2019年03月13日 17:45
けものフレンズ2になれなかったわたくし
2/2- tokyo editor
- 出版社の編集者。出版業界の実態について執筆している。