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 日本年金機構の東京・有明の事務センターが今月、個人情報を含む年金関連データを収載した記録媒体を紛失していたことが21日、分かった。複数の機構関係者によると、情報の外部への漏洩(ろうえい)は確認されていないという。

 記録媒体は、機構と委託業者の間で取り扱われていた。暗号化処理がされており、機構内の特定のパソコンでしか収載データを見られないようになっていた。機構は紛失後、データ閲覧自体をできなくする措置をとったという。

 機構を所管する厚生労働省も紛失を把握しているが21日時点で公表しておらず、機構が毎月発表する「事務処理誤り」に掲載する方針だという。