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2019年7月22日 紙面から
DeNA-中日 3連敗し、ぼう然とする与田監督(中)(七森祐也撮影)=横浜スタジアムで
悲しいかな、2度あることは3度あった。中日は21日のDeNA戦(横浜)に4-5で敗れ3連敗。序盤の大量失点を追いかけるも1点及ばないのは、3試合とも同じパターン。8連勝で2位に駆け上がったと思ったら、5位に逆戻りしてしまった。
1点を追う9回、横浜スタジアムの左翼席に陣取った竜党のボルテージは最高潮に達した。竜打線が必死にDeNAの守護神・山崎に襲いかかる。1死から代打・遠藤が右翼線二塁打で出塁すると、平田、大島が続けて四球を選び1死満塁。一打同点、いや逆転の大チャンスはしかし、実らなかった。アルモンテが1ストライクからの2球目を捉え損ね、二ゴロ併殺打となりゲームセット。左翼席は一転してため息となった。
またしても、あと1点が遠かった。8連勝の後に喫した3連敗は、いずれも同じような展開となった。この日は笠原が3回に5点を失ったように、3試合とも先発が序盤の1イニングのみで複数失点。打線は3試合連続で8回に得点するなど懸命に追いすがるも、3試合とも1点差の9回、山崎で逃げ切られた。2-3、3-4と来て、この日は4-5だった。
「この3連敗はホントに、1イニングの失点だけ。そこを何とか、簡単ではないが、いろいろ考えながら防いでいかないといけない」。与田監督は悔しそうに話した。ただ一方で「負けてることは素直に認めた上で、内容がいい形になっているところもある。プラスの材料も見えている」とキッパリ言った。
数字上のことを言えば、6回終了時にリードされているとこれで1勝33敗。それでも中身は、これまでと変わり、はね返す力を見せてきている。3点を追う8回にビシエド、阿部がしぶとく連続適時打を放ち2点返し、9回もあと一歩のところまで追い詰めた。与田監督が「どんどん粘り強さは打線に出ている」と言えば、村上打撃コーチも「最後まであきらめないということを開幕からやってきて、だんだんそういう形になってきている」と、悔しい負けの中にも光明を感じていた。
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