感覚の確認が確かめられた | なんとなく

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庄内の上方落語の会に行った理由は、鶴岡アートフォーラムとのセットというのもあるけど、地方で大阪在住の上方落語家が来た場の空間に自分の肌感覚が、どう反応するかを知りたかった。
大阪で観る上方落語家の高座、地方で観る上方落語家の高座、また東京で観る上方落語家の高座。それは同じ高座でも微妙に違う気がしている。

鶴岡まちなか寄席で観た、桂米紫さんや月亭天使さんの高座は、大阪で観た時の高座とは、肌感覚は微妙な違いを示していた。落語家も、日々変わってるいるだろうし、自分も変わっている。土地の空気感の違いというのは、案外あるのかもしれない。米紫さんも天使さんも、大阪で観ていた時よりも、噺の造形の彫の深さを感じた。それは、また四月に秋田から大阪に戻った桂三河さんの高座を前日に観た時も感じた。
それは意外な発見であった。集中するけど力まないで高座を観ることを心がけてはいるけど、身体が硬直すると感覚も硬直するので、微妙に身体感覚の緊張と緩和を小まめに繰り返している。昔は緩めると、そこから集中することが中々出来なかったけれど、今回の鶴岡まちなか寄席で、桂米紫さんと月亭天使さんの高座空間からの、肌感覚の微調整が上手くいったと思う。この確認が確かめられたのは大きい。

秋田在住でも、秋田県外に出ても様々な土地空間に肌感覚が対応出来ているのが分かったからだ。インナーマッスルに集中力を入れていく感じかな。

ジャズもクラシックもロックも、古典芸能も。この肌感覚対応ができる様になれば、益々面白くなる。
今年は、準備と充電の年と決めている。肌感覚を更に磨いていきたい。インナーマッスル集中だと、外側からの雑音などにも左右されなくなる。観る感覚を大阪在住時代に、高津落語研究会で研ぎ澄ましてもらえた肌感覚を、更に鍛えてくれた桂米紫さんの高座に感謝したい。
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