群馬県・桐生ボートの「スカパー!JLC杯ルーキーシリーズ第10戦」は20日、最終日の12Rで優勝戦が行われ、1号艇の今泉友吾(29)=東京=がインからコンマ12のSで逃げを決め、通算3回目の優勝を飾った。
主役の座は最後まで渡さなかった。S展示同様、石丸がピット離れで遅れ進入は内から123・564。だが、それに動じることなく今泉はコンマ12のSを決めるとインから堂々の逃げ勝ち。「外は見えていたけど足が悪くなかったので先に回れると思った。得点トップで逃げられてホッとした」と安堵(あんど)の表情で振り返った。
これで今年2回目の優勝。近況は7点台半ばの高い勝率をマークしている。「最近は行き足が仕上がるようになってSで劣勢になることが少なくなった」と好調の要因を語る。9月には最後の挑戦となるヤングダービーの出場が決まっている。「優勝はしたい。いいリズムなので結果を残したい」。殻を破ったニューヒーローの今後に注目だ。