ラグビーのトップリーグ(TL)杯1次リーグ第5節は20日、三重県の三重交通Gスポーツの杜鈴鹿などで行われ、A組のホンダは24-19で日野に勝った。すでに1次リーグ敗退は決まっていたが、3勝2敗で勝ち越した。ホンダは3トライとPGなどで後半7分までに24点をリードし、最後は日野の追い上げをかわした。
意地の勝ち越しだ。ホンダは前半2分、WTB生方信孝(31)のトライで先制すると、その後も2トライなどで主導権を握った。後半35分までに24-19に詰め寄られたが、最後は4分超の守備をミスなくしのいだ。ダニー・リー・ヘッドコーチ(43、HC)は「最後は緊張が走ったが、守備で練習の成果が表れた」と高評価した。
TL杯を3勝2敗で終え、ダニーHCは「チームにとって悪くない結果と信じている」と語り、日本人選手の底上げによるチーム力の強化に手応えを語った。
一方で、TL上位のサントリー、パナソニックに30点差以上で喫した敗戦には「ハーフタイムまで競っても、80分間だと集中力で及ばなかった」と総括。来年1月のTLに向け、体力面の強化に意欲を見せた。 (高畑章)