琴奨菊には過去56勝6敗と圧倒的な差をつけていたが、ここにきて白鵬がまさかの黒星。勝てば13勝1敗同士の千秋楽本割決戦だったが、決定戦に持ち込んでの逆転優勝に気持ちを切り替えるしかない。
立ち合いが少し弱かったか。そう聞かれた白鵬は「うーん、そうだねえ…」。琴奨菊の重い当たりを受け、もろ差しを許し一気に寄られた。
まわしにも手がかかったのだが、勢いを止めきれず「あとは見ての通りです」と多くを語らなかった。
休場明けの場所。「5月後半でも、右手で足を洗うときに引っかかった時に、痛みが走って大丈夫かなと思った」という状態からピッチを上げていった。ここまで横綱としての務めを果たしてきたといえるが、最後まであきらめない。 (岸本隆)