【芸能・社会】宮迫&亮が謝罪 吉本社長から「会見するならクビ」と言われた2019年7月20日 19時59分
闇営業問題で吉本興業とのマネジメント契約を解消された「雨上がり決死隊」の宮迫博之(49)と謹慎処分を受けていた「ロンドンブーツ1号2号」の田村亮(47)が20日、東京都内で緊急会見を開いた。問題が発覚してから公の場でコメントしてこなかった2人だったが「会見するならクビ」などと吉本から止められていたことを暴露。宮迫は引退かと報じられたが、報道を否定。田村も吉本からの契約解消を希望したものの、引退を否定した。 宮迫と田村は黒いスーツに黒のネクタイを締め、神妙な面持ちで現れた。冒頭立ったまま、それぞれが謝罪の言葉を繰り返し、終える度に計6回頭を下げた。 騒動のきっかけは2014年12月に行われた詐欺グループのパーティーに出席し、宮迫が100万円、田村が50万円のギャラをもらう闇営業を行ったこと。しかし、宮迫らが当初、金銭の授受を否定したことが騒動を大きくしてしまった。宮迫はウソをついたことに「僕の保身」と全面的に自身の非を認めた。 問題が発覚した6月6日の時点では吉本も金銭授受を否定していたが、その後、宮迫らは吉本にギャラの受領を報告。騒動が大きくなるにつれ不安になり、吉本に「会見を開いた方がいいのでは」と伝えたが、吉本からは「静観する」と言われたという。 同24日になり、闇営業に関与した芸人が会社に呼ばれ「全員謹慎」を告げられた。その際に田村が「辞めてでも、1人でも会見させてほしい」と訴えた。すると岡本昭彦社長は「辞めて1人で会見したらいい。やってもいいけど、全員連帯責任でクビにするからな。それでもいいなら会見やったらいい。オレには全員をクビにする力がある」と言われ、何も言えなくなったという。 7月8日に宮迫と田村は再度、岡本社長と面談。宮迫は「僕が全責任を負うので、引退でもいいから会見させてほしい」と訴えた。これに対し、社長から「謝罪会見はさせてやる。その代わり期限はこちらで決定する」と言われた。会見は延期となり、うやむやにされると不信感を感じた2人は独自に弁護士を立てることに。 その後、話が進展し、謝罪会見が行われる流れになったが、18日になって吉本から2人の弁護士に対し書面が届き「引退会見もしくは契約解除を選べ」と通告された。岡本社長との話し合いを求め会社に行ったものの、現れたのは吉本の弁護士のみで、19日午後0時から2人が引退会見をすることを提案されたという。打ち合わせをするため2時間後に会社に戻ってくるよう言われたが、吉本主導の会見を嫌い、2人だけの会見に踏み切った。 吉本側が謝罪会見を拒否したことに、宮迫は「(吉本の)弁護士から『会見の成功はない。傷口を広げるだけと言われた』」と説明。田村は泣きながら「会見がだめだということは納得いかなかった。子ども(芸人)が悪いことをやっているのを止めるのが親(会社)だと思う。止める理由がなく背中を押してほしかった」と涙を流した。 宮迫は引退について「何度も考えた」としながらも「30年間、この世界のことしかやっていない。僕ができることはこの世界でできることしかない。今は引退ということは考えられない」と否定。 田村はまだ吉本所属ながら会社を通さずに開いた“闇会見”となったが「公表されていないが契約解除されていると思っている。個人的には契約解除してほしいと思っている」ときっぱりと言い切った。宮迫同様に引退は否定した。
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