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【芸能・社会】

三代目JSB・登坂、初海外単独公演 台湾から世界進出

2019年7月21日 紙面から

主演映画をイメージしたオーロラの映像をバックに「雪の華」を熱唱する登坂

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 【台北=江川悠】ダンス&ボーカルグループ「三代目J SOUL BROTHERS」の登坂広臣(32)が20日、当地の台北南港展示館1号館で単独コンサートを開催した。海外での単独公演は自身初で、EXILE TRIBEとしても第1号となる。ファン3000人が酔いしれたステージに手応えを感じた登坂は「段階を踏んで、アジア全域でチャレンジしていきたい」と新たな目標を掲げた。

 “約束の地”に帰ってきた。2016年9月、EXILEのTAKAHIROとのダブル主演映画「HiGH&LOW THE RED RAIN」の海外上演イベントで台湾を初訪問した際、「いつかライブで戻ってきたい」と宣言していた。翌年から「月の光」をコンセプトにソロプロジェクトを始動。昨年はソロアルバム「FULL MOON」を引っ提げ、初の全国ツアー(11都市23公演)を実現させた。

 総立ちのファン3000人の「『オミ』(登坂の愛称)コール」に迎えられた登坂は「大家開心〓?(ダージャカイシンマー)=みなさん、楽しんでいますか? 我是(ウォスゥ)、オミ=登坂広臣です」と中国語で自己紹介し、大歓声を浴びた。

 日本でのツアーをベースに、台湾のファンのためだけに特別な演出を用意した。「R.Y.U.S.E.I.」を含む三代目楽曲のメドレーや、新曲「UNDER THE MOONLIGHT」など6つの初披露曲を織り交ぜたが、注目は自身の主演映画(今年2月公開)のタイトルであり主題歌となった中島美嘉の名曲「雪の華」だ。

 「台湾やアジアでも知ってる方も多いし、カバーされてる方もすごく多いとお聞きしました。日本でこのライブをやるなら、セットリストに『雪の華』の考えがなかった。今回台北の地でやるときに、この地だからこそパッと思いつきました」

 公演は21日も同所で。この2日間が本格的な世界進出への第一歩となる。登坂は「後輩の子たちが国境などを気にせずに、自分たちのパワーを見せる場や土台を作っていければと思います」とした上で「台北の皆さんに必ず新しいエンターテインメントを持ってくるように約束するので、引き続き待っていてください」と新たな誓いを立てた。

※〓は口へんの右に馬

 

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