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吉本興業の株主テレビ局一覧!田村亮謎発言「大丈夫」意味は圧力か忖度か

吉本興業所属の芸人「雨上がり決死隊」宮迫博之さんと、「ロンドンブーツ1号2号」田村亮さんの闇営業を巡る記者会見が波紋を呼んでいます。

これまで沈黙を守ってきた二人にバッシングが寄せられるかと思いきや、各ネットメディアやSNSの声は、田村亮さんが語った、

「在京5社、在阪5社のテレビ局は吉本の株主だから大丈夫やから」

という吉本興業社長・岡本昭彦さんの一言に業界の闇を感じりつつあります。

吉本興業の株主となっているテレビ局のまとめと、「大丈夫」の意味について追及します。

吉本興業の株主テレビ局ってどこ?一覧まとめ

SNSでは吉本興業の株主一覧リストが早くも公開されています。

この中で、「在京5社・在版5社」は以下の通りです。

  1. 12.13% 株式会社フジ・メディア・ホールディングス
  2. 8.09%  日本テレビ放送網株式会社
  3. 8.09%  株式会社TBSテレビ
  4. 8.09%  株式会社テレビ朝日ホールディングス
  5. 6.07%  株式会社テレビ東京
  6. 2.51%  朝日放送
  7. 2.02%  毎日放送
  8. 1.01%  関西テレビ放送
  9. 1.01%  讀賣テレビ放送
  10. 0.40%  テレビ大阪

番外

  1. 5.09%  京楽産業.株式会社
  2. 5.09%  BM 総研株式会社(ソフトバンク完全子会社)
  3. 4.04%  株式会社電通
  4. 4.04%  株式会社フェイス

吉本興業と民放キー局の関係性がまるわかりな一覧です。

フジテレビに至っては12%という高い保有率でもあり、この件について吉本興業に不利な報道は一切流さないでしょう。

意外なのはAKBグループの運営会社「京楽産業.株式会社(.=ドットは正式表記)」がランクインしていることですが、吉本坂46のコラボを考えると納得のランクインです。

かつて島田紳助さんや中田カウスさんの暴力団とのかかわりが報じられた後でも、吉本興業が現在までテレビの世界で存続し続けていられるのは、テレビ局との太いパイプを持ち、業界内での巧みな根回しによる成果があるからかもしれません。

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田村亮謎発言「大丈夫」意味は圧力か忖度か


「新・情報7daysニュースキャスター」の放送で、TBSアナウンサーの安住紳一郎さんが「忖度」を匂わせる発言をしています。

言外に「お察しください」というメッセージが感じ折れますね。

民法が最も放送を忌避する一言は間違いなくこの一言。

「謝罪会見をネット中継できるように頼んだが、吉本から『在京(テレビ) 5社、在阪(テレビ)5社は吉本の株主だから大丈夫やから』と言われた。

株主であるTBSは、報道としてこの記者会見を取り扱いつつも、やはり不都合な部分・放送できない部分は編集・カットして流していますが・・・

闇に葬られてしまいそうな「大丈夫やから」の言葉の意味は、果たして宮迫博之さんと田村亮さんを慮っての言葉だったのでしょうか?

吉本興業が描いたシナリオに沿うなら「大丈夫」だった?

吉本興業岡本昭彦社長の画像

「お前ら全員クビや」
「引退はさせない。させるわけにはいかない」
「謝罪会見をさせてやる。その代わり、期間はこちらで決定する」

これらのコメントから垣間見えるのは、7/19日発売のFRYDAYによる「宮迫博之と7.5億円金塊強奪犯とのギャラ飲みスクープ」を受け、吉本興業が芸人二人の今後の処遇を明らかにしつつ、各テレビ局メディアと裏で調整するシナリオを描いていたのでしょう。

その証拠に、FRYDAYが上記記事をスクープすることを、吉本興業側が事前に承諾しているからこそ、名誉棄損などで差し止めをしていません。

あくまでも吉本興業主体で進めようとする姿勢は崩さず、「事前に吉本が準備したQ&Aに沿ってやるなら『大丈夫』」という考えだったと考えるのが妥当です。

そしてそれは当事者である芸人たちと、各メディアへの圧力と忖度の要素を多分に含んでいたことも事実ではないではないでしょうか。

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宮迫博之と田村亮、“決死”の会見動画

FNN jpプライムオンラインが、ノーカットの会見動画をyoutubeにアップしており、当日で100万回再生を突破しています。

2019年7月20日は土曜日ということで、リアルタイムで見ていた方も多かったのではと思います。

宮迫博之さん、田村亮さんの両名が、これまで1カ月以上も「反社会力への闇営業と金銭の授受」問題について騒がれながらも、表に出てこれなかった理由が赤裸々に語られていました。

宮迫博之の謝罪会見画像

「子どもが本当に謝ろうとしていることを止めるのは親ではないと思います。それを言われて僕は不信感しかなくなってしまいました」

涙ながらにこう語る田村亮さんの一言は、「確かにそうだよな」と思わせる説得力があると思います。

ただしこの会見の内容は、あくまでも宮迫博之さん、田村亮さん側の意見であり、吉本興業側の弁明が無い以上、真偽のほどはまだ明らかではありません。

田村亮の謝罪会見画像

が、背水の陣で会見に臨み、二人の憔悴しきってやつれた顔つきや、涙ながらに言葉を紡ぐ必死の様子に嘘偽りは感じられなかったように思います。

そして何より、会見で語られた吉本興業岡本昭彦社長の、

「お前らテープ回してないやろな。お前(亮)、やめて一人で会見したらえわ。やってもええけど、ほんなら全員連帯責任でクビにするからな。俺にはお前ら全員をクビにする力がある」

という後味の悪いコメントが気にかかります。

会見を見たネットの声には同情の声も多い

宮迫博之と田村亮の謝罪会見画像

これまでくすぶっていた宮迫博之さん、田村亮さんら「闇営業芸人」への視線は冷たいもの・呆れたものが大半でしたが、ここにきて二人の好感度が上がっています。

はじめ「演技臭い」「今更遅いだろ」というコメントがyoutubeのタイムラインには溢れていましたが、会見終了後にはそのほとんどが同情と、二人への復帰を呼びかける声、そして吉本興業に対する不信感一色に染まっている状況です。

会見中、最も見入った部分はの一つとして、

「こんな形で会見をしたかったわけではなかった」
「吉本に入る前からずっとたくさん笑わせてもらっていて。18歳で吉本に入って、こんなアホを30年間育ててくれた吉本興業に対しては…感謝しかないですよ」
「こんなことをしたいわけないじゃですか…。すいません…」

声を詰まらせながら号泣する宮迫博之さんのコメントだった人も多かったのでは。

宮迫さんと言えば演技派俳優としても有名であり、僕もはじめは「どうせ演技なんでしょ」とたかをくくっていましたが、どうもそれは見当違いだったと反省しました。

高まりつつある吉本興業への“不信感”

この状況を冷静に見ている人は少なからずいます。折しも芸能界の巨星・ジャニー喜多川氏がこの世を去ってまだ日が浅く、芸能界の圧力・忖度については世間が敏感になっている時分でもあります。

「芸人と吉本」という単純な構図ではもはや無くなっているのかもしれません。

吉本興業への不信感をあらわにするコメントも多数見受けられました。

田村亮さんと言えば、抜群の才能はなくともひたすら「真面目」なキャラだっただけに、その悲痛な叫びは鬼気迫るものがありましたね。


会見を受け、「ロンドンブーツ1号2号」相方の田村淳さんもツイッター上でコメントを発表。今後の動向にどうかかわってくるのでしょうか。

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ビートたけし、松本人志らも芸人の発言にも注目

7月20日会見当日は、TBSの「新・情報7daysニュースキャスター」が一番に報じています。

ビートたけしと安住紳一郎

ビートたけしさんは今回の騒動について、極めて正論のコメントを発表しました。


「所詮芸人は猿回しの猿。猿が噛んだからって猿に謝らせるな、飼ってるものが謝るべき。吉本興業が悪い。」

芸能界の酸いも甘いも味わったビートたけしさんだからこそできるコメントですね。吉本興業への苦言はこれを機に増加するものと考えられます。

ダウンタウン・松本人志のコメント

松本人志の画像


宮迫博之さんとは親交の厚い松本人志さんが、後輩芸人たちのために一肌脱ぐようです。

「謹慎が発表された後にもう一度松本さんに電話させていただきました。『嘘をついていました、すいません』と。松本さんは、(僕が)休んでいる間、僕の出ている番組に『ノーギャラでも出たるから』と。こんな最低な嘘をついたやつのためにノーギャラでも出たるわ、と。優しい言葉をかけてくれていました。申し訳ないです」

何度も忠告してくれた松本人志さんを裏切ったことを、心から後悔しているという謝罪の言葉は、しっかりと伝わったようですね。

松本人志さんの「松本 動きます。」には、宮迫博之さんのみならず、自身のかつてのマネージャーでもあった社長の岡本昭彦さんに対しても 動く、という意味でしょう。

陣内智則さんのコメント

陣内智則の画像

謝罪会見 色んな感情で全て観ました。 二人の偽りのない会見だと思う。 亮のファミリー発言が全て。 お偉いさん 生放送で記者会見をして下さい お二人の為に、僕たち吉本芸人の為に、詐欺被害に遭われた方々の為に。 僕たちは笑いが大好きで大好きで お笑いの日本一だと信じた吉本興業に入ったんです。

吉本興業サイドは、7月13日、朝日新聞のインタビューで、会長の大崎洋氏がコメントを発表しています。しかし、テレビでの記者会見はまだ行われていません。

この暴露会見を機に、吉本興業の経営陣は表に出ざるを得なくなったと考えて良いでしょう。

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