ドラマログテキストマイニング

テレビ番組(ドラマ)の字幕情報を対象に、テキストマイニングの研究をしておりますので、解析結果の公開をメインに関連グッズを交えた構成で記事にしてます。また、解析結果の信憑性が確認できるよう、解析用ソースも部分引用し掲載してあります。

やすらぎの刻~道 第75話 清野菜名、風間俊介、佐藤祐基… ドラマの原作・キャスト・主題歌など…

『やすらぎの刻~道 #75 テレビ朝日開局60周年記念』のテキストマイニング結果(キーワード出現数ベスト20&ワードクラウド

  1. 犬山
  2. 公一
  3. お前
  4. 三平
  5. 小作料
  6. ブドウ
  7. 前線
  8. 地主
  9. 徴兵検査
  10. お国
  11. お前ん
  12. ブドウ酒
  13. 一件
  14. 荒木
  15. 今日
  16. 三平兄
  17. 山梨
  18. 支部
  19. 小作農
  20. 信子

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『やすらぎの刻~道 #75 テレビ朝日開局60周年記念』のEPG情報(出典)&解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

 

解析用ソースを読めば、番組内容の簡易チェックくらいはできるかもしれませんが…、やはり番組の面白さは映像や音声がなければ味わえません。ためしに、人気のVOD(ビデオオンデマンド)サービスで、見逃し番組を探してみてはいかがでしょうか?

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やすらぎの刻~道 #75 テレビ朝日開局60周年記念[解][字]

巨匠・倉本聰氏が1年間をかけて描くのは、山梨を舞台に昭和~平成を生き抜いた無名の夫婦の生涯。そして『やすらぎの郷』のその後。2つの世界が織り成す壮大な物語!

詳細情報
◇番組内容
菊村栄(石坂浩二)のコテージに突然、亡き父・栄一(梅宮辰夫)が現れた。驚きを隠せない栄に対し、栄一は「お前のドラマが天国で評判だ」と告げ、忘れっぽい天国の住人たちのためにドラマのあらすじを最初から語ってくれと頼む。栄は、自身のシナリオ『道』のこと、また『やすらぎの郷 La Strada』で起きた様々な出来事も打ち明けていく…。『道』では、しの(清野菜名)がある事件を起こしてしまう…。
◇出演者
清野菜名風間俊介佐藤祐基、風間晋之介、井上希美、木下愛華デビット伊東
◇作
倉本聰
◇音楽
島健
◇演出
池添博
◇主題歌
中島みゆき『慕情』『進化樹』『離郷の歌』(株式会社ヤマハミュージックコミュニケーションズ
◇スタッフ
【チーフプロデューサー】五十嵐文郎テレビ朝日
【プロデューサー】中込卓也テレビ朝日)、服部宣之(テレビ朝日)、山形亮介(角川大映スタジオ)
◇おしらせ
☆番組HP
 https://www.tv-asahi.co.jp/yasuraginotoki/
☆Twitter
 https://twitter.com/yasuragino_toki
☆Instagram
 https://www.instagram.com/yasuraginotoki/

 

 


(根来公平)
〈三平兄ちゃんのところに

徴兵検査の呼び出し状が来た〉

〈兄ちゃんに渡すと
ちょっと うなずき

黙って表へ出て行った〉

♬~

〈5月の その朝は
よく晴れていた〉

〈三平兄ちゃんは
まだ暗いうちから

完成間近の
水路作りをやっており…〉

〈公一兄ちゃんは山の畑を
信子 幸子と耕しており…〉

〈しのちゃんは
朝飯の用意をしていた〉

♬~(根来幸子)
「濡れた仔馬の たて髪を」

♬~「撫でりゃ 両手に朝の露」

♬~「呼べば答えて めんこいぞ
オーラ」

♬~「駈けてゆこかよ」

〈いつもと同じ初夏の朝だった〉

水路のほうは どうなってる?
(三平)もうちょっとだよ。

(信子)あれができたら
朝の仕事が だいぶ助かるわ。

うん。 おかわり。
(しの)はい。

(三平)
徴兵検査の呼び出しが来たよ。


(公一)そうか。

5月20日に学校だ。
(公一)うん。

桑畑の跡は どうなってる?

(三平)下のほうの畑は
あらかた整理できたよ。

山のほうは?
根っこが まだ半分片付いてない。

全部 根を起こせ。

全部 潰しちゃうの?

2~3日のうちに
ブドウの苗が届く。

公平 支えの杭を用意しとけ。
どれくらい?

(公一)
100本もありゃあ いいだろう。

今日 犬山の旦那の所へ行って
作業の仕方 教わってくる。

しのは
今日 町へ下りるのか?

下りない。

薙刀の練習のある日じゃないの?

中止になったって連絡があった。

♬~

〈うちの畑の所有者は
町に住んでる犬山の旦那だ〉

〈うちだけじゃなく

ここらの山林や
原野のほとんどは

町に住む 犬山 金森 小菅の旧家が
所有している土地であり

小野ヶ沢の農家は
これらの地主から

土地を借りて耕す
小作農だった〉

〈小作農は その年の作物の収穫の
5割から6割を

小作料として地主に納めるのが
決まりとなっており

昔は それがもっと高くて

明治の初期には 6割8分が
小作料の基準であったらしい〉

〈それが
第一次大戦の戦後恐慌や

米騒動をきっかけに
各地に小作争議が起こり

小作組合が結成されて
小作料の引き下げを要求した〉

〈おかげで
小作料は以前より下がり

5割程度まで低下して

山梨の この辺りでは

今 平均が
4割7分まで下げられている〉

〈それでも
地主の力というものは

地方にあっては絶対なもので

その屋敷には

僕ら百姓は めったな事では
立ち入れなかった〉

(犬山)ブドウの苗は

カドヤのほうから あさって
こっちに入ってくる事になってる。


そしたら
すぐに荒木に届けさせるよ。

(公一)へい。

今回は
まあ いわば試験栽培だ。

ここの土に
果たして 合うかどうかのな。

(公一)へい。

しかし
この話には びっくりしたよ。

統制品である酒類の中から

わざわざ
ブドウ酒だけを除外して

奨励しようっていうんだからな。

(犬山)研究所の先生が

なんたらかんたら
小難しい事を言っとったが

ブドウ酒を造る過程から
兵器の材料がとれるというんだ。

まあ この辺りが
ブドウの産地になりゃあ

それはそれで
みんなのためになるがな。

(公一)へい。

ところで
この間の一件だが…。

その節は うちのしのが

とんでもない事をしでかしまして。

あいつは
まだ ねんねでして。

改めて
私から おわび申し上げます!

いいんだ いいんだ
そんな 気にせんで。

ただ… あの方は
軍部の上に直接繋がっとる。

ここだけの話
特務任務を任されとる方でな。

詳しい事は俺も知らんが

ちょっと まあ
得体の知れない大物だ。

盾突いちゃいかん人である事は
確かだ。

申し訳ありません!

大日本婦人会も牛耳っとってな。
(公一)へい。

実を言うと この間の一件では

俺よりも かみさんのほうが
怒っちまっててさ。

かみさん あの翌日

東京のお屋敷まで
おわび入れるために

土下座しに行ったのよ。

門前払い
食らわされたそうだがな。

かみさん 大日本婦人会
こっちの役員 務めとるだろう。

山梨の支部長に頼み込んで

同行してもらって
謝りに行ったんだが

それで
2人とも門前払いだから

支部長 青ざめちまってさ。

そういうわけで…

しのか… あの娘は
薙刀の教師を すぐ外された。


聞いとるだろう?
いえ…。

(犬山)聞いとらんか?
へい。

お払い箱になったのよ。

そうですか…。
(犬山)ああ。

根来。
へい。

(犬山)しのは 元々
お前んとこの娘じゃないだろう?

へい。

浅井んとこの連れ子だったか?

へい。

お前んとこで
かわいがっとると聞いたが

手放したほうが
いいんじゃないか?

(犬山)あの おてんばじゃ
また何を起こすか わからんぞ。

千人針か。

とうとう 俺んところに

徴兵検査の呼び出しが
来ちゃったよ。

いよいよ俺も
戦地にとられそうだ。

この間 兄ちゃんに
お前が言ってた事…。

この家を出たいって話。

あれは本当か?

本気で
そんな事 考えてるのか?

なぜだ?

理由を言ってくれ。

俺の近くにいるのが嫌だからか?

俺のそばから離れたいからか?
違う。

それじゃ なぜだ?

えっ? なぜだ?

お国のために
役に立ちたいから。

役に立ってるじゃないか。

十分 役に立ってるじゃないか。

食糧増産は
農家の務めだろう?

もっと…
直接 役に立ちたいから。

公次兄ちゃんが戦地に行ったり

満蒙開拓団満州に出てったり。

ああいうの見ていて
イライラしちゃうの。

じっとしていられないの。

みんなが
ああやって戦ってるのに

こうやって
ぬくぬく家庭にいるのが。

私 もっと直接的に
お国のために何かしたいの。

何かって…
具体的に何がしたいの?

わからないけど…。

もっとあるでしょう?

例えば 銃後で
何かしてるんじゃなくて

前線で… 弾の行き交う中で

傷ついた兵隊さんを
直接 助けるとか。

従軍看護婦になるって事か。
例えば。

じゃあ 1つ
お前に質問するけど…。

もしも 前線で
お前の目の前に

傷ついた敵兵がいて
助けを求めたら

お前 助けるか?
放っとくか?

助けないわ。

放っとくのか?

だって 敵なんでしょ。

相手が死にそうで
助けを求めてもか?

助けないわ。

敵も人間だぞ。
だけど敵でしょ。

そいつにも父親や母親や
弟や妹がいるかもしれないぞ。

戦場で
そんな馬鹿な事 考える?

敵か味方か。
それだけじゃない。

そっか…。

それなら
好きなようにするんだな。

俺には
多分 そんな事できない。

だから あんたは
駄目だって言うのよ!

そんな弱虫じゃ
前線で すぐ死ぬわ!

そうかもしれないな。

俺は すぐ死ぬな。

♬~

(ため息)

♬~

〈そんな恐ろしい深刻な会話が

兄ちゃんたちの間で
交わされていたなんて

僕は全く知らなかった〉

〈僕は
おりんちゃんの夢を見ていた〉

〈おりんちゃんは
あの頃のままの

小さいままの
おりんちゃんだった〉

♬~

♬~

(三平)しのが消えちまった。
(3人)消えた!?

(荒木)
鉄兵のとこに赤紙が来たんじゃ。

徴兵拒否は重罪だぞ!
(根来鉄兵)食うためでもないのに

生き物を殺すのは性に合わん。