人気グループ「A.B.C-Z」の五関晃一(34)の初の単独主演舞台「奇子(あやこ)」(中屋敷法仁演出)の東京公演が19日、東京・新宿の紀伊國屋ホールで開幕した。
手塚治虫さんの同名漫画を初めて舞台化。青森の大地主・天外一族に生まれた奇子を軸に、地方旧家の愛欲、戦後歴史の闇を描く。
GHQのスパイとして生き延びた天外家の次男・仁朗を演じる五関らは、上演前に会見。今月9日に亡くなった所属事務所のジャニー喜多川さんに向けて「多分、僕が1人で(舞台に)立ってるのを見るのは初めて。喜んでほしい。(天国から)見てくれてると思う」と天を仰ぎ、「『ユー、ちっちゃいよ』とダメ出しされないように気をつけないと。ダメ出しの8、9割は『ちっちゃい』だった」と話した。
初の単独主演については「初めて聞いた時は喜んだ。だんだんプレッシャーを感じたが、けいこ場を含め皆さんに助けられた」と感謝した。
28日まで同所で。8月3・4日は大阪・サンケイホールブリーゼで。