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ライチョウのひなスクスク ファミリーパークの5羽

順調に育っている5羽のひな=富山市ファミリーパークで(同パーク提供)

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 国の特別天然記念物で、絶滅危惧種の人工繁殖に取り組む富山市の動物園「富山市ファミリーパーク」で、今月生まれたばかりのニホンライチョウのひな五羽が順調に成長している。

 五羽は今月三、四日に母鳥が卵を抱えて温める「抱卵」でふ化。母鳥の抱卵によるふ化は、二〇一四年から始まった環境省の保護増殖事業で初めてだった。当初は母鳥による子育てを期待して様子を見ていたが、母鳥に突かれたことが原因で二羽が死んだため、園は六日、母鳥がひなを育てるのは困難と判断し、人工育成に切り替えた。

 現在は一日四回餌を与えており、ひなの体重は母鳥から離したときに比べて二倍以上となった。担当者は「すくすく育っている。繁殖技術を確立していきたい」と見守る。(柘原由紀)

 

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