---------------------------

----N----095-------------
----a-----------------------------
----t-----------------------
----u-Z-o-r-a--------------
-----------------------------------
-----------------------------------
---------------------------------------------------------------


（なつ）夕見…。
（夕見子）なつ…あんた　うちの家族にしゃべったしょ。
えっ…。
裏切ったしょ！
♪～
♪「重い扉を押し開けたら暗い道が続いてて」
♪「めげずに歩いたその先に知らなかった世界」
♪「氷を散らす風すら味方にもできるんだなあ」
♪「切り取られることのない丸い大空の色を」
♪「優しいあの子にも教えたい」
♪「ルルル…」
この人の家にも　ばれたんです。えっ？
うちの親が　大学や寮に連絡していろいろ聞いたみたいで…。
この人の家にも電話して居場所は知らないかって聞いたみたいで。
（咲太郎）まあ…　当然そうなるよな。
したから　もう東京を離れることにした。
どこ行くの？分かんないよ。
分かっても　なつには　二度と言わない。
それで　昨日まで働いた給金をもらいに来たんです。
（亜矢美）まあ…　はいはいようござんすけど…。
待ってや　夕見！　なして逃げるの？
逃げる？したって　そうでしょや？
好きなら　なして逃げるの？
高山さんも　夕見が好きならなして逃げるんですか？
なして親に言えないんですか？
親の決めた相手とは結婚しないで夕見と一緒になりたいってなして言えないんですか？
うん　だから…そういうことが嫌だって言ってるんでしょや！
そういうことから逃げて幸せになれるとは思えないよ　夕見。
結婚を認めてもらうことが幸せなの？
したら　幸せは　人から与えてもらわなきゃいけないものなの？
（高山）やめるべ　もう。もういいべ　そんなことは…。
もう　無理すんなや…。無理って何さ？
俺といたって…。無理なんて　何もしてないよ。
俺といたって　いいことなんか一つもなかったべ。
そんなことないよ。
いいことはこれから　一緒に作ってくんでしょや。
分かった！　とりあえず　みんなでごはん食べよう…　ね。朝ごはん　まだでしょ？
俺は…　本気でなかったよ。
おい　よく考えてから物言えよ。
勢いで言うと取り返しのつかないことになるぞ。
勢いでないです。
本気で　駆け落ちがうまくいくなんて思ってなかったです。
何だ　そういうことか。どういうこと？
このまま　うまくいくなんて思えるわけがないだろ！
高山さん　あなたがうまくいかなかったからじゃないの？
えっ？亜矢美さん　どういうことですか？
ジャズの雑誌に　原稿持ち込んでもうまくいかなかったんでしょ？
自分の実力を知ってこんなはずじゃなかったって思ったんじゃないの？厳しいようだけど。
ジャズなんて　ただの遊びですよ。昭ちゃん…。
（高山）無理なんだわ。
俺が　家を継がないなんてできっこないんだ。
なして！（高山）夕見だって　そう思ってるからここに来たんだべ！（夕見子）どうゆうこと？
（高山）うちの親にばれればいいと思ったんでないのか？
はあ？
お前だって…本当は俺がマル高デパートの跡取りだから好きになったんだべ。
それ　本気で言ってんの？
♪～
（高山）大体　夕見は俺のことが好きでないべさ？いつも計算高くて　偉そうで俺に対する優しさなんて一つも感じたことなかったからな！
（夕見子）優しくできないのはあんたが甘えるからだべ。
したら　そっちが甘えればいいべ！
そうゆう　かわいげもないんだわ　君には！
かわいげって何？分からない女だな　君は。
それって　女が分からないことも男のためには分かれってことでしょ！
（高山）そうゆうとこがもう　うんざりなんだわ！
おい　なつ　何で　お前が泣いてんだ？
夕見は…　子どもの頃から人に甘えたりしなかった。
私がいたから…。
は？
９歳の時に突然　見ず知らずの私がやって来て…夕見が　一番　親に甘えたかった時に私がいたから夕見は　誰にも甘えられずに…。
それでも　私のことを受け入れてくれて…。
だから　家族とか結婚とかそうゆうことに冷めてるとこがあるとすればそれは　私のせいで…。
なつ…。でもね…夕見は　ただ一度も…一度も　うそをつかなかった。
私に対しても　誰に対しても一度だって　うそをつかずうそのない夕見のままでいてくれた。
それに私が　どんだけ救われたか…。
今まで生きてきて夕見のような素直な子に私は会ったことがない。
こんなすてきな人　見たことない。
夕見が　計算高くて偉そうだなんて…あんたは　夕見のこと知らなさすぎる！
あんたに　夕見はやらない！絶対に渡さない！
あんたと夕見の結婚を私は　絶対に認めない！
（夕見子）なつ　落ち着いて…。
そもそも　結婚する気なんてないんだから。
俺だって　結婚する気はないよ。
あんたは…自由になんて　なれないんだね。
自由になって　飯も作れん女と結婚したって　しょうがねえべ！
ねえ　ちょっと！もういい！
もう終わった。
話はついたから…。
（泰樹）お前か…。
抹殺！
そのひげも　それ。
お疲れさまでした。
じいちゃん！
じいちゃん…。泰樹さん…。
（亜矢美）初めまして。
夕見子が　大変お世話になりました。
夕見子　迎えに来た。
一緒に帰るべ…　うん。
♪～
じいちゃん　本当に　すぐ帰っちゃうの？
用事は済んだ。
牛より人が多い所は　何か落ち着かん。ハハハ。
私が　札幌案内しようか？　じいちゃん。
それより　早く　うちさ帰ってやれ。
お前のおやじは　このまま　ほっとくと何しでかすか分からんぞ。
したけど　じいちゃんよく東京来る気になったね。
そんなの決まってるしょ。
私に手を焼いてる母さんに言われたからだべ。
母さんの考えそうなことだわ。
いや　それは　なつが…。
えっ？
いや…東京の…　パフェというのを食べたくなったんだ…。
（２人）パフェ？雪月の大将に聞いてな。
行こう！パフェ食べて帰ろう　じいちゃん。
なつは？あ…　私は仕事だから２人で食べてきて。
なつ。うん？
体　気ぃ付けて　仕事頑張れ。
うん…　じいちゃんも　体に気を付けて。
みんなに　よろしく。
分かった。
したら　じいちゃん　行くべ。行ってらっしゃい。
♪～
あっ…。
♪～
（坂場）なるほど　後ろ姿ですか…。怪物の後ろ姿というのは想像がつきませんでした。
確かに　そうすることで　この木の歴史が浮かぶように見えてきます。
樹齢を　後ろ姿で表したんですね。
すばらしいです。　これでいきましょう！
やった～！
（下山）おお…。（拍手）
（麻子）いくら何でも時間かけ過ぎでしょう。
すいません…　でもほかのカットも描いてましたから。
私も　鳥のデモには丸３日かかったけどね。
イッキュウさんはただの偉そうな人じゃないですよね。
私は　偉そうなんて一度も思ったことないわよ。えっ？
あなた　そう思ってたんだ。
違いますよ！
だから…違うって言ってるじゃないですか。
要するに　あの人は漫画映画が好きなのよ。
はい。　そうなんです。
それに　可能性を見てるんですよね。
すばらしいです。顔の表情もいいですが体全体の動きが…。（茜）あの２人って何だか　末恐ろしいわよね。
はい…。
私らも　負けずに頑張りましょう。
仕事しましょ。
はい。はい。
なつよ…　その先へ　先へと進んでいけ。
そして…。
♪「Ｅｖｅｒｙｂｏｄｙ　Ｌｏｖｅｓ　Ｓｏｍｅｂｏｄｙ　Ｓｏｍｅｔｉｍｅ」