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2019-07-18

糸井重里が毎日書くエッセイのようなもの今日のダーリン

・ダイエットの極意というものが、理解できたぞ。
 「食べ過ぎないようにしていれば、
 食べ過ぎた場合よりもダイエットに成功しやすい」
 ということである。
 食べ過ぎとはどれくらいのことを言うのか、
 教えてくれと質問してくるわがままさんもいるが、
 それに対しても答えはちゃんと用意してある。
 「いま食べている量で、昨日より太っているなら、
 それは食べ過ぎと考えてよろしい」というものだ。
 他になにかすることはないのか、と訊いてくる人も多い。
 よっぽどなにかしたいのかもしれないが、
 特段なにかする必要などない。
 したければ勝手にすればよいだろうが、
 ほんとうにダイエットしたいなら、最初に言った通り、
 「食べ過ぎないようにしていれば、
 食べ過ぎた場合よりもダイエットに成功しやすい。
 ということだけが重要なのだ。

 以上のことを、ぼくは医師に相談してない。
 ダイエットの専門家に意見を聞かせてもらってもいない。
 だれだってわかることだからである。
 食べ過ぎた分だけ、蓄積するのだから、
 ちょうどよく食べていれば太らないということだ。
 異論反論もあるかもしれないが、
 こと体重を増やすことや減らすことについては、
 簡単な足し算引き算でできると考えてよいのではないか。

 こういったことを、ぼくは、
 夜中にポテトチップスを食べたあとで書きはじめた。
 「これをしなけりゃ、よかったんだよなぁ」と思いつつ、
 じぶんってやつに、ダイエットの真実について、
 こんこんと説いてやろうと考えて、書きはじめたのだ。
 同じようなことは、たくさんある。
 「○○をしようと思うのだけれど、やる気になれない」
 という人は、「しようと思ったのならしているはず」だ。
 「やる気」だの「やらない気」だの関係ない。
 しようと思ったときにしていれば、なんの問題もない。
 実は、「しようと思ってなかった」のである。
 このことも、じぶん様に教えてやりたい真実である。
 お役に立つと思うなら、あなた様にもお分けしてやろう。

今日も、「ほぼ日」に来てくれてありがとうございます。
いままででいちばん速く書けた文章でした。そりゃそうだ。


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