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【芸能・社会】

裕次郎さん魂は続く まき子さん、石原プロ解散否定 横浜で三十三回忌法要

2019年7月17日 15時15分

石原裕次郎さんのパネルの前で笑みを見せる(左から)石原伸晃衆院議員、石原まき子さん、舘ひろし

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 昭和の大スター、石原裕次郎さんの三十三回忌法要が命日の17日、横浜市の総持寺で営まれ、妻で石原プロモーション会長のまき子さん(85)や俳優舘ひろし(69)、神田正輝(68)のほか、裕次郎さんのおいにあたる石原伸晃衆院議員(62)らが出席した。区切りの三十三回忌を迎え石原プロの「解散説」も出ていたが、まき子さんは「会社を閉めるということは一度も申し上げていない」と語り、石原プロの存続を明言。裕次郎さんの魂を受け継いでいく決意をあらためて示した。

 「弔い上げ」となる三十三回忌法要は例年通り、裕次郎さんが眠る墓所で行われた。節目の法要とあって約500人のファンも駆けつけ、裕次郎さんの根強い人気をうかがわせた。まき子さんはあいさつで「昨日の雨が不思議にやんでくれた。暑くも寒くもなく、裕(裕次郎)さんは気のきいたことをしてくれた」と喜んだ。ファンやマスコミの前で行う法要は今回で最後となるが、まき子さんは「また裕さんをお参りしてください」と呼び掛けていた。

 その後、まき子さんたちは会見を開き、裕次郎さんへの思いを語った。1987年に裕次郎さんが52歳で亡くなってから32年が経過。まき子さんは「(裕次郎さんが)やっと極楽浄土に行って、ゆっくりできるようになったのでは」と安堵(あんど)したように話した。69歳の舘は「いまだに52歳の石原裕次郎を超えられていない」と偉大な故人にあらためて敬服した。

 ゆったりとした口調で語っていたまき子さんだったが、石原プロの今後に触れると、語気を強めて説明を始めた。節目の三十三回忌を前に、一部では石原プロの「解散説」が報じられた。まき子さんは裕次郎さんが存命だったころに比べ「非常に小規模になった」と告白。石原プロは芸能事務所としてだけではなく、「映画製作会社」(まき子さん)と言うが、「映画製作は今のところ不可能」と認めた。それでも「いい企画があって、いい映画が撮れるという条件さえそろえば、みんな頑張ると思う」と意欲を示した上で「石原プロの解散は一度も申し上げてはいない」と解散説を一蹴した。

 法要および会見には徳重聡(40)、金児憲史(40)、池田努(40)、宮下裕治(44)、神田穣(23)、増本尚(19)も出席した。

法要に駆けつけたファンに配られたタオルなどのお土産

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