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メガソーラーへの懸念強く 茅野で住民説明会

 諏訪市の霧ケ峰高原近くに計画される大規模太陽光発電所建設で、事業者の太陽光発電システム開発「Looop」(ループ、東京都)は十六日夜、県環境影響評価条例に基づき作成した準備書の住民説明会を茅野市で開いた。会場からは計画に対する懸念の声が相次ぎ、二十九日にあらためて住民の意見を聞き疑問に答える場を設けるとした。

 準備書は、環境に及ぼす影響予測や保全対策をまとめたもの。地下水源への影響についてLooop側は、計画地周辺七カ所の水源のうち、茅野市米沢地区に湧く大清水など四カ所の水源は「影響は極めて小さい」、諏訪市が水道水に利用する南沢水源は「利用量の減少などの影響は生じない」と予測。ほか二カ所は影響ないとした。

 説明会で「地下水の流れが明確でなければ不安は解消されない」との出席者の指摘に対し、中村創一郎社長は「どうやっても証明することはできず、影響は極めて軽微としか表現できないが、百パーセント大丈夫と言い切りたいぐらい自信がある」と理解を求めた。

 住民意見を聞く会は二十九日午後七時から茅野市のマリオローヤル会館で開く予定。 

 (中沢稔之)

 

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